今年のフィリッポ・ガンナの3大目標は？

今年かつての最強チームであるINEOS Grenadiersは、これまでチームの中心にいた首脳陣・スタッフ・選手がいなくなり、その体制を大きく刷新し復権を目指す。

そんな同チームの中心選手の1人がイタリアのTTスペシャリストのフィリッポ・ガンナ。レムコ・エヴェネプールのせいでしばらく大きな勝利から遠ざかっている彼だが今年は3つの大きな野望を掲げ、再び栄光を手にすることを目指す。

情報源：Filippo Ganna’s coach reveals 3 major goals of the Italian for 2025: “He wants to go back there to win”

その3つの目標とは、ミラノ～サンレモ、パリ～ルーベ、そしてツール・ド・フランスだ。彼のコーチがそのように語っている。

特にパリ～ルーベについては昨年はパリ五輪があったため出場しなかった。代わりにジロ・デ・イタリアでパリ五輪への調整を重ねることを選択した。そしてツール・ド・フランスも出場しなかった。

しかし今年は五輪がないため年間のレース予定に自由度が戻った。そのため、昨年に続いてミラノ～サンレモ、そして昨年出られなかったパリ～ルーベとツール・ド・フランスに出場する予定だ。

ツールについては2022年に初出場となったが思っていたパフォーマンスは発揮できずに終わったようで、今年はその反省と経験を踏まえて二度目のツール・ド・フランスを目指すもよう。

上述のようにイネオスはチーム編成が大きく変化し、これまでのようにツール・ド・フランスで総合優勝を狙えるような絶対的エースという選手がいない。そのためおそらく総合トップ10を狙いつつもどちらかといえばステージ優勝を狙うことを作戦の中心にするのではないか。だとすれば、ガチガチのクライマーばかりを揃える必要はないのでフィリッポ・ガンナにも出場のチャンスは十分あると思われる。

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