ついにNikeがロードレースに本格進出?女子チームFDJ-SUEZと契約し専用カジュアルウェアを供給へ
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アメリカの巨大スポーツブランドNikeが女子ワールドチームのFDJ-SUEZと契約したことが発表された。次のチーム投稿を見て欲しい。
Express Yourself. @Nike and @FDJ_SUEZ – mutual commitment aimed at forging connections between sports and culture. pic.twitter.com/VEmYPTRnvo
— FDJ – SUEZ (@FDJ_SUEZ) January 7, 2025
この契約は、Nikeが今年からレースジャージではないものの、FDJ-SUEZの専用のライフスタイル用のウェアを供給するというものだ。ナイキとチームとして直接契約を結んだという点では男女のプロチームの中では今回のFDJ-SUEZが唯一のチームだ。
個人としてナイキと契約している選手としてはなんといってもマーク・カヴェンディッシュが有名だったが、昨年は女子選手で2023女子ツール・ド・フランス優勝者デミ・フォレリングもナイキと個人契約したことが発表されていた。
そのデミ・フォレリングは昨年まではSD Worx-Protimeで走っていたが今年からFDJ-SUEZへ移籍している(その移籍の背景はいろいろあるようだが)。デミ・フォレリングはSpecializedとも契約していてシューズはSpecializedのものを使っているが、所属チームがNikeと正式に契約して関係を持ったことで、ひょっとしたらシューズもNike製のものになるかもしれない。かつてのマーク・カヴェンディッシュだがそうだったように。
なぜNikeがロードレースの女子チームを、そしてライフスタイルラインのウェア供給を決定したのかはわからないが、時代的に多様性の尊重、女子スポーツ界の盛り上がり、女子インフルエンサーの必要性、新市場開拓、使える予算の額、メディアへの露出度とPR効果、今後の市場の成長性などいろいろなことを考えてのことだろう。
ロードレース界としては、世界最大のスポーツブランドであるNikeがたとえ実験的なものであったとしても、正式にプロチームと契約して同スポーツに関与する姿勢を見せたのは非常に良いことなのではないだろうか。FDJ-SUEZが目立てばナイキはさらにロードレース界に注力していくかもしれない。今回の契約はロードレース界の未来への試金石となる可能性がある。いや知らんけど。
🐷「あー次はUniqloとか契約してくれないかなー(チラッチラッ」