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イエローカード制はスプリントの美しさを台無しにするのか?スプリンターからイエローカードシステムに異論・反論続出

スプリンター「イエローカードはスプリントの美しさを台無しにする」

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2024シーズン途中から始まったイエローカードシステム。イエローカードをもらうと罰金だけでなく、同じ大会で2枚もらうとその大会からリタイアされられたり、累計枚数に応じて出場停止処分の日数が増えたりする。

今年もワールドツアー開幕戦のツアー・ダウン・アンダーでさっそくイエローカードが出され、ここまですでに数枚出されてきている。

そんなイエローカード制度だがスプリンターからの評判は悪く、異論・反論が続出している。曰く、「スプリントの美しさがなくなる」と。

情報源:“We shouldn’t take the beauty out of sprinting” – Sprinters call for more strict, but above all fair and consistent awarding of yellow cards

スプリンターのイエローカードシステムへの異論・反論の内容

不満その1、適用基準の曖昧さ

不満の1つ目はルールが曖昧だという点。たとえば少し前にアルペシン・ドゥクーニンクのカーデン・グローブスがクールネ~ブリュッセル~クールネでチームのエーススプリンターであるヤスペル・フィリプセンが勝利したときにフィニッシュライン手前でガッツポーズを取ってしまったがゆえにイエローカードをもらったことがあった。次の記事がそのときのものだ。

過去記事:【動画】カーデン・グローブスにイエローカード。2025 クールネ〜ブリュッセル〜クールネ

このイエローカード適用基準は誰の目にも明らかであり、スプリンターたちも文句はない。

しかし走行ラインの変更という点についてはその基準が曖昧で不満を持つ。混沌としたスプリントにおいて特に誰かの後ろからまくりあげ追い抜くときには先行者を避けるためラインを変更する必要がある。それすらもイエローカードになるかもしれないのはおかしいという意見だ。走行ライン変更がどこまで認められるのか、それが選手にとってわかりにくいという点にスプリンターたちは不満がある。

逆に自分が先行している場合でも後方から抜かれるのを防ぐために、ちょっとだけ空いているスペースを狭める動きも技術として使われる。限界でもがいている場面であり、多少ラインがブレることもあるだろう。それらについてもどの程度がダメなのかわかりにくいと述べる。

不満その2、フィニッシュライン手前だけでなく5km前から見るべき

不満の2つ目は注目される場面だ。これまでフィニッシュライン手前数百メートルぐらいばかり注目され、そのときの動きにだけイエローカードが出される傾向があるが、それよりももっと手前、各チームのトレインのポジション争いが苛烈になる5km手前ぐらいからの動きにももっと着目し、その動きにもイエローカードを積極的に出すべきだとも話す。

というのも、下手すればスプリントの場面よりも5km手前からのポジション争いのほうが「やばい」ことが多いからだ。

エーススプリンターとその発射台を務める選手からすれば、自分たちだけがイエローカードの生贄になっているように感じているのだろう。

不満その3、審判団に元プロのトップスプリンターがいない

3つ目の不満は、今の審判団にはこれまでトップレベルのレースでトップスプリンターとして活躍してきた、まさに現場の混沌と秩序を経験してきた人間がいないという点だ。極端にいえば、素人が決定を下している点に不満を持っているということ。

ロビー・マキュアン、マーク・カヴェンディッシュ、アンドレ・グライペル、マルセル・キッテルなどの歴戦の超一流スプリンターたちにしかわからないようなこともあるはずだが、そうした経験と知識のない人間が上述のように曖昧な基準で判断しているという点にも、スプリンターたちは不満を抱いている。

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