なぜユーゴ・パージュにイエローカードと降格処分が課されたのか？2025パリ～ニース第2ステージのスプリントについて

昨夜の2025パリ～ニース第2ステージでIntermarché-Wantyのユーゴ・パージュ（Hugo Page）はステージ3位に入ったものの、その後降格処分を受けて136位に降ろされた。一体彼はどんな動きを理由にルール違反となったのか？

情報源：“I was unlucky the last two weeks” – Hugo Page relegated from his first podium of this season

この件についてまずは下のハイライト動画を見てほしい。

集団スプリントのため選手が多く少しわかいにくいかもしれない。ポイントとなる瞬間をいくつか抜き出すと次のようになる。

まずユーゴ・パージュは早駆けしたヴィズマのアクセル・ジングレの後ろに入るべく、中央付近から画面→のフェンス際へラインを変えている。

その走行ライン変更により、彼の後ろのアレクサンドル・クリストフが影響を受け、さらにTudorのアルベルト・ダイネーゼ？がフェンス際へ追いやられてフェンスと接触寸前、そしてバランスを崩す寸前という危険な状態になった。

運良く落車は発生しなかったわけだが、こんな高速スプリントが始まる直前で、しかも先頭付近で落車となれば大惨事になっていただろう。

今回のユーゴ・パージュのイエローカードと降格処分の理由が抽象的な理由しか発表されておらず、具体的などの瞬間のどの動きが危険だったのかの説明は見当たらなかったが、おそらく上述のような動きがその理由だと思われる。

ユーゴ・パージュには上述イエローカードと降格処分の他、500スイスフラン（約8万4000円）の罰金が課され、さらに総合成績ポイントから7ポイントが剥奪されている。

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