ヴィンゲゴーはリタイアの可能性も。2025パリ〜ニース第5ステージの落車で左手負傷

ヴィンゲゴーは昨夜の2025パリ〜ニース第5ステージで落車し顎と手に怪我を負った。その影響で終盤の登りで先頭から遅れ、総合首位から脱落という結果となった。

そんなヴィンゲゴーは今日の第6ステージで大会をリタイアする可能性があるとのこと。

情報源：Vingegaard had sustained hand contusion after crash in Paris-Nice: “Uncertain whether he’ll compete tomorrow”

チームメイトのマッテオ・ヨルゲンソンが語ったところによると、彼がトイレ休憩からプロトンに戻ろうとしていたら、ヨナス・ヴィンゲゴーが道路脇で顎を怪我して顔から血を流しているのが見えたらしい。

その後ヴィンゲゴーがヨルゲンソンのところにやってきて、手がマジで痛いと伝えてきたようだ。ヨルゲンソンによると、ヴィンゲゴーはブレーキやハンドルを握るのもつらそうだったとのこと。そしてヴィンゲゴーは「最後の局面では遅れるだろう。だから代わりにヨルゲンソンが優勝を狙え」と言ったようだ。

そしてヴィンゲゴーにはベテランのヴィクトール・カンペナールツがついて、他のチームメイトはヨルゲンソンのアシストに回った。

レース後にヴィンゲゴーはメディアのカメラの前には現れずすぐにメディカルチェックなどをしていたようだ。

そのヴィンゲゴーは現地時間の朝にレースを続けるか、大会からリタイアするかを決断するとのこと。昨年のイツリア・バスクカントリーでのひどい骨折ではなかったものの、ひょっとしたら骨に小さなヒビが入っている可能性もなくはないだろう。もちろんツール・ド・フランスまでにはまだまだ時間的余裕はあるわけだが、ポガチャル、レムコ、ログリッチも含めて万全の状態で全員がツールで争うのを期待したい。