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Rapha

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ロードレースと石畳

パリ~ルーベのディレクター「ポガチャルは体重が軽すぎて無理。石畳が彼を消耗させる」

ポガチャルは体重が軽すぎてパリ~ルーベの石畳に耐えられない?だが技術の進歩がポガチャルをアシストする?

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今年のロンド・ファン・フランデレンでも石畳の激坂で圧倒的な登坂力をみせつけ、独走優勝をかっさらったタデイ・ポガチャル。そしてそんな彼がついにパリ~ルーベに初参戦する。

だがパリ~ルーベの石畳区間はロンドや他のレースとは全く異なるもの。ロンドとルーベの両方で優勝経験にある選手は過去に何人かいるが、レース展開も混沌度も含めて全く別のレースだと考えるべきだ。

そしてパリ~ルーベのレースディレクターは「石畳がポガチャルを削るだろう」と言う。彼はポガチャルに優勝は厳しいと考えている。

情報源:‘The Cobbles Will Wear Him Out’: Is Pogačar Too Light to Win Paris-Roubaix?

パリ~ルーベにポガチャルは軽すぎるとの考え方

ツール・ド・フランス前の今のポガチャルの体重は67kg前後だと考えられるが、それでもパリ~ルーベの石畳には体重が軽すぎると同ディレクターは考えている。これは昔から言われている、パリ~ルーベは重量級・大柄な選手のほうが有利という考え方だ。実際に過去の優勝者はそうした選手が多数だ。

もちろん過去の優勝者データが示すとおりそれはその通りだろう。だがしかしポガチャルについては過去のデータがそのまま当てはまらないかもしれない要因が1つある。それはタイヤを含む技術の進歩だ。

技術の進歩がポガチャルのチャンスを作り出す?

今から10年ほど前のパリ~ルーベではタイヤの幅は24mmが主流。しかし近年ではもはや30~34mmが主流(昔とは多少タイヤ規格そのものが変わっているが)。

またカーボンフレームやカーボンホイールの製造技術も大きく進歩した。かつてファビアン・カンチェラーラがカーボンホイールでパリ~ルーベを制したときは、「ルーベの石畳をカーボンホイールで行けるのか!」と世界が驚いたものだ。

そうした技術の進歩が体重という不利さを覆す要因になるかもしれない。ただそうしたことは他のライバルたちにとっても同じくメリットを与える。ポガチャルだけに決定的に有利というわけではない。しかしそれでもポガチャルの不利さを補うものにはなるだろう。ポガチャルにとってはそれで十分か?

ポガチャルのポジション

個人的に気になるのがポガチャルのポジションだ。ポガチャルは極端(?)な前乗りポジションと言われる。登りや個人TTではそれが有利だろうが、パリ~ルーベの石畳区間はそれでいけるのだろうか。前乗りだと、サドルや後輪への荷重が不足してバイクがハネやすいのではないか?

短距離の石畳ならそれでもいいだろうが、本番は石畳が連続する。前乗りゆえの落車リスクの増加もあるのではないか?特にコーナーとか。

ひょっとしたらサドル高さを普段より低めにして出走する?

ただこうしたポジション上の懸念も、タイヤ幅と空気圧で対応できるのかもしれない。

もし本当にポガチャルが勝てば彼がこれまで残した伝説と偉業の中でも最も衝撃の大きなものとなるのではなるだろう。


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