レビュー
Rapha








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ロードバイクにおすすめの防水サドルバッグArundel Medioの紹介とレビュー。バイクのデザインを崩さないシンプルでコンパクトな見た目と十分な容量がメリット
ロードバイクやMTBなどで走りにいくときの便利アイテムであり必需品とも言えるものがサドルバッグだ。取り付け方法、大きさ、形状、値段などが異なる無数のサドルバッグが世界中で販売されており、選択肢が広すぎて自分にとってベストなものをチョイスするのもなかなか苦労する。
目次
🐷はこれまでRaphaが大昔(10年以上前?)に販売していたキャンバス生地のロール状のものを使っていた。
だがそれはサドルにしっかりくくりつけてもいつのまにか締め付けが緩んでサドルから落ちそうになっていることが頻繁にあり、走行時にそのバッグが落ちそうになっていないか気にしなければいけない状態だった。
また毎回使うときにそのアイテムをサドルから取り外して、使い終わったらまたサドルにつけ直して・・・という手間を面倒にも思っていた。そんなわけでどうも使い勝手が悪く、いつからか使わなくなっていた。いつもは第2ボトルケージにはツール入れをさし、ジャージの背中ポケットにチューブを1ついれている。
さらに数年前にRaphaのハンドルバーバッグを購入し、これがもう便利すぎて100km以上走るときはそれにいろいろ(冬のウインドブレーカーとか)詰め込めば良いという状態になっていた。
→Rapha バーバッグのレビュー。ハンドルからフロントタイヤまで高さがどれぐらいあればタイヤに擦れないのか?
そのため、あえてサドルバッグを使う必要もないかとも思っていたのだが、短距離のライドだとバイクも自分の体もできるだけ身軽なほうがいいというのもあり、(そしてブログのネタ用に)新しいサドルバッグをネットで物色していた。そこで良さげなものを見つけたので購入して今春から使い始めた。それが、今回紹介するArundelのMedioという防水サドルバッグ(Amazon)だ。
Arundel(アランデル)はボトルケージやサドルバッグなどで人気のアメリカはフォートワースに本拠地を置くブランドだ。日本ではゼータトレーディングが代理店となっている。
Arundelのサドルバッグは定番の非防水バッグと今回🐷が購入した防水バッグの2種類がある。非防水のほうはかなり前からロードバイク乗りには人気アイテムだ。非防水サドルバッグはUno、Dual、TubiというそれぞれS、M、Lというサイズ展開になっているが、防水のほうもPico、Medio、GordoというそれぞれS、M、Lというサイズ展開になっている。🐷が今回購入したのはMサイズのMedioだ。
この防水サドルバッグのMedioだが、生地じたいも防水性のあるものになっていて、また超音波溶接によって縫い目も防水仕様となっているため防水性能は高い。サイズは12.7 × 9.525 × 5.08 cmとなっている。
以下、実際に数時間のライドに使ってみた後の感想・レビューを書いていく。

外観はこのようにマットなオールブラックで真っ黒の楕円形。リフレクターなどもついていない。だがArundelのロゴパッチがちょっとした高級感と上品さを醸し出す。

700x25c用のチューブを2つと16gのCO2ボンベ2つを入れてみる。あひる隊長は入れない。

この画像だと溢れているように見えるが、実際はそれら4つのアイテムを入れてもまだ少し余裕がある。追加で、CO2ボンベもう1つ、またはタイヤバー3本、または携帯用マルチツールも機能が少ない小さいものが1つだけなら入れられそう。それだけ入れば通常のライドには十分だろう。

上記4つのアイテムを入れてジッパーを軽く締めてみた。その程度の内容量では全くバッグ本体が膨らんだりしない。
そして上述の通りこのように止水ジッパーが採用され、防水性が高められている。またジッパーの取手の部分を収納するカバーもつけられている。雨の中をわざわざ走る予定は全くないが、突然の雨という状況では安心感がある。

またベルクロ部分とバッグ本体との連結部分はがっつりと縫われていて補強がされている。本体と分離することはまずなさそうか。長年使えそうな雰囲気がする。またベルト幅も太く安心感がある。
実際にバイクに装着するとこのようになる。



どうだろう。
決して大きすぎず、サドルバッグが主張しすぎず、全体として良い感じにまとまっているのではないだろうか。
そしてベルトをしっかり締めれば不快に揺れたりはせず、またペダリング時に脚に接触することも全くない。

上の画像を見て欲しい。これは本来の付け方とは「逆」の付け方になっている。本来ならばARUNDELのロゴパッチがサドル側になるようにつけるべきだ。そのパッチの役割はただのおしゃれ感だけではなく、サドルと接触する部分の摩耗・損耗を防ぐ補強でもあるからだ。
またそのような本来の付け方をしないと、ジッパー部分が後輪側にならず中身を取り出しにくい。画像のような付け方をすれば毎回サドルバッグ本体をサドルから取り外し、再び取り付ける手間が生じるからだ。
ではなぜそのような逆の取り付け方をしているのか?
それは「本来の向きにつけたら、なぜか走行中にずり落ちやすくなった」からだ。理由はわからない。しっかりとベルトを締めてマジックテープ部分で固定させたはずなのに、なぜかしばらく走行するとどんどんサドルバッグが変な感じにズレていき、サドルから落ちはしないもののダラーンと垂れ下がる状態になることが何度かあったのだ。
理由はわからない。しっかり固定させたと思い込んでいただけなのかもしれない。
だが画像のようにしてからは一切のズレがなくなり、サドルとがっちり密着したまま2時間以上走れた。わけがわからない。これは🐷の場合のだけの特別な事例かもしれない。
もう1つのちょっとした不満点は内部に仕切りがないこと。そのほうが収納力はアップするのだが、やはり小さな仕切りがあると便利である。たとえばパンク修理パッチ、アーレンキー、いざというときの現金もそこに隔離して忍ばせておくこともできて利便性は上がるはずだ。
以上のことをまとめると次のようになる。
| 良い点 | 少しの不満点 |
|---|---|
| ・高い耐水性 ・耐久性を期待できる品質 ・見た目のシンプルさとコンパクトさ ・日常的なライドに必要十分な容量 |
・内部に仕切りがない ・サドルとの相性はあるかも? |
個人的には良い買い物だったと満足している。100点満点中90点。