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INEOS Grenadiersのジョナタン・カストロビエホとIsrael-PremierTechのサイモン・クラーク(Simon Clarke)がともに引退を発表
本日はジロ・デ・イタリアの最後の休息日だが、その日に2名のベテラン選手の引退が発表された。一人はIsrael-PremierTechのサイモン・クラーク、もう一人はINEOS Grenadiersのジョナタン・カストロビエホだ。
After 17 years in the pro peloton, @simoclarke is set to call time on his career. But not before one final hit out on home soil at the Australian races in January, 2026.
— Israel – Premier Tech (@IsraelPremTech) May 26, 2025
An Aussie legend of the sport, Simon has called IPT home for the last four years, during which time he not… pic.twitter.com/XGa2eWjOSl
オーストラリア人選手で現在38歳のサイモン・クラークは、来年の地元オーストラリアでのレースが最後となる。その最後のレースはもちろんツアー・ダウン・アンダーとカデル・エヴァンス・グレートオーシャン・ロードレースだ。
サイモン・クラークは2009年のイタリアチームで当時のプロコンチネンタルチームだったISD – Neriでプロデビュー(このブログではプロコンチネンタルチーム/ProTeam以上をプロデビューと定義している)。その後2011年にワールドチームのAstanaと契約するも、2012年から地元のワールドチームOrica GreenEDGEへ移籍。2016年からはCannondale – Drapac、2021年のQhubeka NextHashをはさんで、2022年からIsrael-PremierTechで走っている。
これまでツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャでステージ優勝を飾り、ブエルタでは山岳賞も獲得したことがある。今年のジロでステージ優勝できれば全てのグランツールでステージ優勝を達成したこととなるわけだ。本人もそれを狙っていることだろう。
Hoy quiero compartir una decisión que tenía pensada hace tiempo, pero que siento que es el momento correcto: me retiro del ciclismo. pic.twitter.com/o8BPKTWq2S
— Jonathan Castroviejo (@jcastroviejo) May 26, 2025
INEOS Grenadiersのスペイン人選手でTT能力が高いジョナタン・カストロビエホも38歳。こちらは今年いっぱいでの引退となる。引退レースが何になるのかはまだ不明。
2010年の当時ワールドチームだったEuskaltel-Euskadiでプロデビュー、そこから2012年にはMovistarへ。そして2018年にはまだ最強チームとしての力をもっていたTeam Skyへ。それからはずっとINEOS Grenadiersで走り続けてきた。
これまでツールに10回、ジロに5回、ブエルタに5回の出場経験を持つ。グランツールではステージ優勝の経験はないものの、全てのグランツールでステージ2位に入った経験を持っている。スペイン選手権では特に個人TTで6度の優勝という実績もある。