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2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージ

21歳イヴァン・ロメオがマチューらを退け2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージで勝利。その結果とハイライト動画

2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージはMovistarの若手イヴァン・ロメオが逃げグループから最後に飛び出してステージ優勝し総合首位へ

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2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージは第1&第2ステージ以上のアップダウンが待ち受けるコース。特に前半から中盤のアップダウンが激しい。

リーダージャージを着るピュアスプリンターのジョナタン・ミランにとってはそれをキープできるかどうか試練の1日となる

。またそのミランの登りの出来次第でLidl-Trekの作戦も大きく変わるわけで、そしてそれがまたプロトン全体の動きにも影響を及ぼすことになる・・・、というようにかなり乱暴に言えば「プロトン vs ジョナタン・ミラン&Lidl-Trek」みたいな構図が予想されるステージだ。

第3ステージのコース

2025クリテリウム・デュ・ドーフィネ第3ステージのコースプロフィール

レース展開のハイライトとレビュー

ジョナタン・ミランが遅れ、プロトンは逃げ切り容認

この第3ステージではマチュー・ファン・デル・プールが逃げに乗り、ステージ優勝を狙い積極的に動いていた。

フィニッシュまで残り16kmとなった時点ではフロリアン・リポヴィッツらの先頭グループ、それを7秒差前後で追走するマチュー・ファン・デル・プールらの追走集団、そしてその後方1分差でプロトンという構図。

ちなみにジョナタン・ミランはそのプロトンからも遅れており、ステージ優勝はおそらく絶望的だなという感じだった。

そのためLidl-Trekはもちろんプロトンを牽引せず、Alpecin-Deceuninckもマチューを逃げに送り込んでいるので動く必要なしという状況だったので、プロトンはUAEなどが管理。もちろんそうした総合系チームがステージ優勝を狙う意味もないので、プロトンは逃げ切りを容認していた雰囲気だった。

牢獄に囚われたマチュー・ファン・デル・プール

残り12kmあたりで追走のマチュー・ファン・デル・プールらのグループが先頭集団に追いつくと、そこから抜け出そうとする選手が断続的にアタックをかける。

逃げ集団の中ではスプリント力でマチューが最強であることは明白であるため、誰もが早い段階でマチューを切り離したいと考えているからだ。そして抜け出した選手がいれば、できるだけマチューにそれを追わせ、自分はマチューの後で体力を温存したいという目論見だ。

マチューも動くがすぐにチェック。またマチュー以外の選手が動いてもマチューや誰かがチェック。誰もがアタックを決めきれないそんなじれったい時間が過ぎていく中で、ついに決定的な動きが生じた。

残り6kmを切ったあたりでMovistarの21歳のTTスペシャリスト、イヴァン・ロメオが抜け出すことに成功したのだ。

このロメオを追おうと誰かが動くと他の選手がついていく。だから追うのをやめる。でも追わないと負ける。だから誰かが追う。でもまたみんなついてくる。だから追うのをやめる。追走グループはマチューを含む全員がそんな牽制という牢獄に囚われてしまい、まともにイヴァン・ロメオを追うことができず、ロメオが少しずつ遠ざかっていく。マチューはその牢獄から抜け出せなかった。

マチューは逃げに乗って1日中積極的に動いていたのもあって脚に余裕がない状態だったのかもしれない。もちろん他のメンバーもみんな体力に限界が来ていたのだろう。だからこそ決定的なアタックを出す余力がもう残っていなかったか。

牢獄から羽ばたいたイヴァン・ロメオがプロ2勝目

そして一人、牽制という牢獄から最後の力をふりしぼり自由の空へ羽ばたいたイヴァン・ロメオがそのまま逃げ切ってステージ優勝。

イヴァン・ロメオは2023年からMovistarだが、それまではアメリカの名門チームHagens Berman Axeonにいた。同チームからは数多くの有名選手が輩出されている。ヤスペル・フィリプセン、ヤスペル・ストゥイヴェン、ジョアン・アルメイダなどもそうだ。

そしてロメオは今年のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第3ステージでプロ初勝利を飾ったばかりで、これでプロ2勝目となった。

さてイヴァン・ロメオが勝ったわけだが注目は第4ステージだ。なぜかというと第4ステージは個人TTで、イヴァン・ロメオはTTスペシャリストだからだ。しかも距離は17.4kmと短めなので、有力勢の間ではそれほど大きな差はつかないと思われる。

そこで第4ステージで仮にロメオが勝てなかったとしても、リーダージャージをキープできる可能性は高いのではないだろうか。 

さらにいえば第5ステージは集団スプリントが予想されるコースとなっているので、上手く行けば第5ステージ終了後でもイヴァン・ロメオがリーダージャージをキープしているかもしれない。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Iván Romeo Movistar Team1位との差
2Harold Tejada XDS Astana Team0:14
3Louis Barré Intermarché – Wanty,,
4Florian Lipowitz Red Bull – BORA – hansgrohe,,
5Mathieu van der Poel Alpecin – Deceuninck0:27
6Axel Laurance INEOS Grenadiers,,
7Brieuc Rolland Groupama – FDJ,,
8Julien Bernard Lidl – Trek,,
9Andreas Leknessund Uno-X Mobility,,
10Eddie Dunbar Team Jayco AlUla,,

総合トップ10

1Iván Romeo Movistar Team1位との差
2Louis Barré Intermarché – Wanty0:17
3Harold Tejada XDS Astana Team0:18
4Florian Lipowitz Red Bull – BORA – hansgrohe0:24
5Mathieu van der Poel Alpecin – Deceuninck0:29
6Eddie Dunbar Team Jayco AlUla0:37
7Brieuc Rolland Groupama – FDJ,,
8Andreas Leknessund Uno-X Mobility,,
9Tadej Pogačar UAE Team Emirates – XRG1:06
10Fred Wright Bahrain – Victorious1:12

各賞1位

総合1位Iván Romeo(Movistar)
ポイント賞1位Mathieu van der Poel(Alpecin-Deceuninck)
山岳賞1位Paul Ourselin(Cofidis)
新人賞1位Iván Romeo(Movistar)


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