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2025ツール・ド・フランス第7ステージ

ポガチャルがブルターニュの壁を征服!2025ツール・ド・フランス第7ステージの結果とハイライト

2025ツール・ド・フランス第7ステージはタデイ・ポガチャルがステージ優勝。その結果とハイライト動画

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2025ツール・ド・フランス第1週目は春のクラシックレースのようなステージが続いたが、それもこの第7ステージでひとまず終わり。第8&第9ステージは平坦、そして第10ステージは今大会最初の山岳ステージだ。

そんな第7ステージはフランスでおなじみのワンデイレース、ブルターニュ・クラシックでも使われることのあるブルターニュの壁ことミュール・ド・ブルターニュがフィニッシュの舞台。2021年ツール・ド・フランス第2ステージではツールデビューを飾ったマチュー・ファン・デル・プールがステージ優勝したときの舞台でもある。

15%という最大斜度区間をも抱く登りだが、そのフィニッシュラインを最速で制したのはあの最強王者だった。

第7ステージのコース

コースプレビューと優勝予想は記事「今夜の2025ツール第7ステージのコースプレビューと優勝予想」で。

2025ツール・ド・フランス第7ステージのコースプロフィール

レース展開ハイライトとレビュー

レムコに痛手、重要アシストの一人カッタネオが大会リタイア

第7ステージ途中でSoudalーQuickStepの登れるTTスペシャリスト、マティア・カッタネオが大会リタイアとなった。

UAEとVismaは現時点で誰も脱落していないが、SoudalーQuickStepはこれで一人分不利となる。ただでさえチーム力に差がある状態でさらにレムコは苦しくなる。やはりレムコがツールに勝つにはレッドブルまたはイネオスへの移籍しかないのか。

逃げにG!

今日は逃げに現役最後のツール・ド・フランスとなるゲラント・トーマスが入った。この逃げのメンバーは次のとおり。

この中で最も総合成績がいいのが、ゲラント・トーマス(通称G)。総合成績で14分遅れの39位。次にアレックス・ボーダンで15分47秒遅れの49位。このボーダンはともかく、ツール・ド・フランス総合優勝と総合3位を経験しているゲラント・トーマスに大逃げを許すのは現段階ではまだ危険か。

さすがに彼が総合表彰台に乗る可能性は低いとは思うが、最終的にトップ10に入る可能性はあるのではないか。そこで少なくともトップ10入りを狙う総合系選手のいるチームにとっては、このGの逃げを簡単に許したくないという感じか。

そういった事情と、逃げに選手を乗せていないチームもこのステージを狙いたいのか、プロトンは2分以上のタイム差を許さず、ぴったりとマークしたままレースが進む。

そして残り距離が少なくなっていくと、Alpecin-DeceuninckだけでなくUAEが先頭を引くようになり、さらにVismaも先頭に位置するようになる。そして逃げとのタイム差は1分に。

残り20km、1回目のミュール・ド・ブルターニュ!

今回のラスト20kmはブルータニュの壁を2度登る周回コース。その1回目で逃げの中からArkéa–B&B Hotelsのエウェン・コステューがアタックして逃げを粉砕し、独走へ。

そしてプロトンもこの1度目の登りで活性化。UAEとVismaの二強チームを中心にしてペースがあがる。特にVismaはサイモン・イエーツが集団先頭でヴィンゲゴーを引く。

1回目の登りはそのコステューが独走のまま頂上をクリア。しかし優勝候補たちの集団は24秒差に迫る。

ここからの下りではワウト・ファン・アールトが先頭に躍り出てアタックのような動きを見せる。ヴィンゲゴーはついていかなかった。ワウトはこうしたコースでも当然勝てるだけの力があるわけだが本気で勝利を狙いにいったのか、UAEに対するただの揺さぶりだったのかは不明。

このワウトの動きは山岳賞ジャージのティム・ウェレンスが追走して封じ込めることに成功。ステージ優勝争いは一旦ふりだしに戻り2回目の壁へ。

2度目の壁を前アルメイダ落車!Bahrain-Victoriousは最悪の結果に。

2回目のミュール・ド・ブルターニュに向かう途中で大きな落車が発生する。

🐷「うあああああ!アルメイダあかんか!?」

道路脇でころんだアルメイダ、道路上のサンティアゴ・ブイトラゴとジャック・ヘイグたちがなかなかレース復帰できない。ここでアルメイダを失うとUAEはポガチャルの山岳アシストが減って大ダメージ(理論上では)となるところだったが、なんとかアルメイダはレースに復帰している。ただ負傷の状態が心配だ。

またBahrain-Victoriousの2名については、ブイトラゴがなんとかレースに戻りゴールまでたどり着いたものの13分以上の遅れとなった。前日までBahrain-Victoriousのエースとして総合14位につけていたのだが、これで総合トップ10争いもかなり厳しくなったのではないか。またジャック・ヘイグはここでリタイアを余儀なくされた。Bahrain-Victoriousにとって最悪の1日といっていいだろう。

最後の壁でレムコ、ポガチャル、ヴィンゲゴーの三つ巴!

そして二度目の壁ではUAEのティム・ウェレンスを先頭に高速で登りに突入する。その後に動いたのがレムコ・エヴェネプール。

自ら積極的に先頭にたちペースアップ。これに最初の段階でついていけたのはポガチャルとヴィンゲゴー。

この時点でマチュー・ファン・デル・プールは遅れてしまった。しかしその他の有力勢はなんとかくらいつきレムコたち3強に再び合流。

ここからゴールまでは次の動画でどうぞ。

🐷「うん、知ってた」

としかいいようがない。そして重要なことはこのステージ優勝でポガチャルはまたボーナスタイムを獲得し、その他の選手との差を広げることに成功していることだ。

レース全体のハイライト動画

結果

ステージトップ10

1Tadej Pogačar UAE Team Emirates – XRG1位との差
2Jonas Vingegaard Team Visma | Lease a Bike,,
3Oscar Onley Team Picnic PostNL0:02
4Felix Gall Decathlon AG2R La Mondiale Team,,
5Matteo Jorgenson Team Visma | Lease a Bike,,
6Remco Evenepoel Soudal Quick-Step,,
7Kévin Vauquelin Arkéa – B&B Hotels,,
8Jhonatan Narváez UAE Team Emirates – XRG0:07
9Axel Laurance INEOS Grenadiers0:15
10Tobias Halland Johannessen Uno-X Mobility0:21

総合トップ10

1Tadej Pogačar UAE Team Emirates – XRG1位との差
2Remco Evenepoel Soudal Quick-Step0:54
3Kévin Vauquelin Arkéa – B&B Hotels1:11
4Jonas Vingegaard Team Visma | Lease a Bike1:17
5Mathieu van der Poel Alpecin – Deceuninck1:29
6Matteo Jorgenson Team Visma | Lease a Bike1:34
7Oscar Onley Team Picnic PostNL2:49
8Florian Lipowitz Red Bull – BORA – hansgrohe3:02
9Primož Roglič Red Bull – BORA – hansgrohe3:06
10Mattias Skjelmose Lidl – Trek3:43

各賞1位

総合1位Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG)
ポイント賞1位Tadej Pogačar(UAE Team Emirates – XRG)
山岳賞1位Tim Wellens(UAE Team Emirates – XRG)
新人賞1位Remco Evenepoel(SoudalーQuickStep)


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