レビュー
Rapha




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RaphaとEF Education-EasyPostの契約は今年いっぱいで終了か
2019年からRaphaはEF Education-EasyPostにチームキットを供給してきていたが、どうやらその契約は今年限りで終了するようだ。
情報源:Rapha and EF Education-EasyPost to part ways after 2025
Raphaはこれまで2013年~2016年までチームSkyにウェアを供給した経験をもち、その後上述のようにEF Education-EasyPostと契約し今に至る。
そのEFとの仕事において最も世界に衝撃を与えたデザインといえば、やはり2020年ジロ・デ・イタリアにおける特別ジャージだった「アヒル」だろう。スケボーブランドのPalaceとコラボしたジャージだ。
いつ見てもイカしたデザインだ。もはや毎年こういうデザインでないと物足りなく感じるまである。
目次
そんなRaphaとEF Education-EasyPostとの関係は近年のワールドツアーシーンひいてはプロロードレースシーンにおいて最も成功したものだったのではないか。
近年のマーケティングにおいては企業のブランドアイデンティティというものが重視され、それをどのように強化し、認知の拡大を目指すかという点が重視されるように思われる。
その点RaphaはEF Education-EasyPostとの契約により、世界的なトレンドになりつつあったグラベルシーンへの取り組みを強化していた。またオーストラリア一周の最速記録更新などプロのレースと離れた世界にも焦点を当てた活動に取り組んできた。
こうしたのは全てRaphaのブランドアイデンティティに基づくマーケティングの一環だったように思われれる。
現代のプロロードレースのスポンサー契約では、単にお金を出してジャージにロゴを乗せて知名度向上を図るというだけでなく、そうしたスポンサーのアイデンティティをどのように強化するのかといった観点からの戦略が重視されているのではないか。それはそのブランドへの忠誠心(ロイヤリティ)の高い顧客をより合理的に効率的に集客するという狙いがあるのだろう。
(´・ω・`)「いやしらんけど」
なぜRaphaが今年限りでEF Education-EasyPostとのスポンサー契約を終了させるのかは不明。しかし近年Raphaはずっと余剰在庫のコストや物流コストなどによって苦しんでおり、それを解消する経営努力が続いていると考えられている。こうしたRaphaの経営についてはこれまでにも例えば以下の記事で紹介してきた。
一方、情報源記事によるRapha毎年200万ユーロ(約3億4500万円)を支払っていたとされている。これらが今回の契約終了に関係があるのかないのかはわからないが。
さて、現時点でEF Education-EasyPost側はRaphaとの契約が今年限りで終了するという点については、ほぼノーコメントという態度であり、あくまで「これまでの成果を誇りに思う」というコメントを出すだけだ。
そして情報源記事ではすでにEF側は新しいウェアサプライヤーとの話し合いは済んでいる可能性があると書いている。
ただこれまでUCIのワールドツアーの外側の世界に力をいれていたRaphaがいなくなると、EF Education-EasyPostがそうした外側のシーンに注力することもなくなるかもしれない。
またRaphaが次にどこのワールドチームと契約するのかも不明だ。
グラベルレース参戦とかオーストラリア1周チャレンジなんかは何もRapha主導でないとやれないってわけでなく、あくまでチームの方針としてやってるわけですから、ウェアサプライヤーが変わってもそういうチームカラーに影響することはないんじゃないですかねー。むしろそういうチームカラーを盛り立てられ、かつ支払いに困らないウェアメーカーが新しいサプライヤーとして手を挙げてくるのではないでしょうか。サイクルウェア専業メーカーはどこも苦しそうなんで…例えば最近サイクル業界に再接近してるらしいナイキとか?
たしかにそう言われればウェアサプライヤー変わったところで、どうこうはなさそうブヒね。
今は大手のウェアブランドはどこもグラベルウェアを出してるしなおさら。
ナイキもブイブイ言わせてたスニーカー事業で大手スポーツブランドの中ではダントツで悪化しているようなので、事業の幅を広げるためロードレース参入は有り得そうブヒね。
というか来て欲しい・・・やはりナイキだと注目度ぐっとあがるわけで。ポガチャルをナイキで染める!?