レビュー


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ジョナタン・ミランの運命の分かれ目?2025ツール・ド・フランス第17ステージのコースプレビューと優勝予想

最終日のパリ、シャンゼリゼステージを除けばピュアスプリンターたちにとっては最後の平坦ステージ。距離160.4km、獲得標高1650m。
また登りが苦手で平坦に強い逃げ屋にとっても、最終日はパレードランが前半ずっと続くことを考えれば実質今日が最後のチャンスとなるだろう。そのため大集団の逃げが形成される可能性が高い。またスプリンターチーム以外は明後日からの最終山岳決戦に向けて体力温存したいので積極的に逃げを追おうとしないだろう。
スプリンターチーム、特にLidl-Trekは絶対に大逃げを容認したくない。できれば中間スプリントポイントも1位で獲得したい。なぜならばポイント賞ランキングで1位のジョナタン・ミランと2位のタデイ・ポガチャルとの差がたった11ポイントしかないからだ。
ジョナタン・ミラン「まさかポガチャルとポイント賞を争うなんて思ってもいなかった」
このまえミランはこのように話していた(どっかの記事でみた)。
第18、第19、そして第20とジョナタン・ミランがステージ優勝できる可能性はゼロ(断言)。
またそれらのステージで中間スプリントポイントを稼げるかどうも怪しい。というかおそらく第18ステージ以外は無理。
そして最終日はパリ五輪で使われたモンマルトルの丘が組み込まれたせいでどうなるかわからない。
そこで今日確実に中間スプリント1位通過で20ポイント、ステージ優勝で50ポイントで合計70ポイントを稼ぎたい。
Lidl-Trekはマティアス・スケルモースが落車でリタイアしてしまい、1人少ない7人。その1人分の差が決定的に影響するのかしないのか。その点にも注目したい。
上述のように大きな逃げが出来る可能性はあるだろうし、Lidl-Trek以外のスプリンターチームが協力しないこともあるだろう。しかし、とにかくLidl-Trekとジョナタン・ミランはやるしかない。というわけでジョナタン・ミラン。