レムコがツール直前に肋骨を骨折。ツール途中リタイアの原因を語る

2025ツール・ド・フランスを第14ステージ途中で自転車を降り無念の大会リタイアとなったレムコ・エヴェネプール。

関連記事：レムコがリタイア、ヴィンゲゴーがアタック。2025ツール・ド・フランス第14ステージはテイメン・アレンスマンが勝利。その結果とハイライト

そんな彼が昨夜、「実はツール・ド・フランス直前に肋骨を骨折した」と明らかにした。

情報源：Evenepoel reveals that he a broke a rib just before the Tour

レムコのその投稿がこちら。

レムコ・エヴェネプールがツール途中棄権をせざるを得なかった2つの要因

要因1: レース復帰～ツール準備期間の疲労

1つは昨冬の骨折から4月のレース復帰、そしてその後のツールへの準備期間にわたる間の疲労だ。

その点について上の投稿では次のよう書かれている。

ONCE I WAS FINALLY CLEARED TO TRAIN AGAIN, EVERYTHING
SUDDENLY MOVED FAST. IT BECAME A CONSTANT RUSH: A RUSH
TO RETURN IN TIME FOR THE CLASSICS IN APRIL, A RUSH TO
GET TO ALTITUDE, A RUSH TO BE READY FOR THE TOUR…
I ALWAYS FELT LIKE I WAS PLAYING CATCH-UP.
IN TRAINING, I NEVER QUITE FELT LIKE MYSELF: MY USUAL
SENSATIONS WEREN’T THERE. BUT I KEPT BELIEVING. I DIDN’T
WANT TO GIVE UP ON THE DREAM.

WE THOUGHT THE TIME OFF DURING REHAB HAD GIVEN ME
ENOUGH REST. BUT IN REALITY, MY BODY NEVER TRULY HAD A
BREAK, IT WAS STILL WORKING HARD TO HEAL FROM THE
FRACTURES AND THE TRAUMA OF THE CRASH.
LOOKING BACK, I WASN’T OVERTRAINED BUT I WAS DEFINITELY
WORN OUT. I WAS RUNNING LOW BEFORE THE TOUR EVEN
STARTED.

（文字起こしはChatGPTを使用）

ここでは、4月のレース復帰、そしてツールへの準備までとにかくずっとせわしなく、何かに追われているような日々だったと書いている。そしてその間ずっと「本来の自分の調子とは違う」と感じていたらしい。

昨冬の骨折は肉体的な休養期間を与えてくれ、その後のトレーニングも決してやりすぎではなかったものの、それでも本当の意味で肉体は回復しておらず疲労感を抱えながらの日々で、ツール前でも低調なコンディションだったと振り返っている。

【関連記事】

• 【更新】レムコが車と衝突し病院に搬送
• いよいよレムコ・エヴェネプールがレース復帰へ。復帰戦は金曜日のブラバンツ・ペイル
• 復帰のレムコがワウトと一騎打ち！そしていきなり勝利！2025ブラバンツ・ペイルの結果とハイライト動画
  

要因2: ベルギー選手権での落車と再びの肋骨骨折

そしてもう1つの要因が、ベルギー選手権ので落車で再び肋骨を骨折したことだ。

この点について上の投稿では、

AND THEN, JUST BEFORE THE TOUR, CAME ANOTHER CRASH. AT
THE NATIONAL CHAMPIONSHIPS, I BROKE A RIB AGAIN. NOT THE
WORST BUT DEFINITELY NOT IDEAL.

SO I LINED UP FOR THE HARDEST RACE IN THE WORLD WITH A
BROKEN RIB AND A TIRED BODY. NOT THE BEST COMBINATION.
BUT I DIDN’T WANT TO LET GO OF THE GOAL I HAD FOUGHT SO
HARD FOR.

（文字起こしはChatGPTを使用）

訳「その後ちょうどツール直前に再び落車。ベルギー選手権で肋骨を骨折した。最悪というレベルではなかったが明らかに望ましいものではなかった。そして挑んだのが世界で最も過酷なレースだった。肋骨骨折と疲労感のある肉体を抱えて、最高とはいえない状態でね。それでも目標は捨てたくなかったし、そのために全力を出した」

これら2つの要因がツール期間中に彼を苦しめた。そして最後は肉体が言うことをきかなくなりリタイアとなる。