レビュー
Rapha




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なぜINEOS Grenadiersのミハウ・クフィアトコフスキは4ヶ月以上もレースができなかったのか?その理由を本人が語る。
INEOS Grenadiersの35歳のポーランド人選手で元世界王者にも輝いたこともあるミハウ・クフィアトコフスキ(Michał Kwiatkowski)、通称KWSK。
「そういえば姿・名前を最近ずっと見ていなかったな」と感じている人は多いだろうか。実際4ヶ月以上の期間レースから離れていて、レースに復帰したのはこの前のクラシカ・サン・セバスティアン。そして続けて昨日から始まったツール・ド・ポローニュに出場している。
一体KWSKに何があったのか?それを本人がInstagramで説明している。次の投稿を見て欲しい。
KWSKは3月のストラーデ・ビアンケで落車し膝を痛めDNF。続けてティレーノ~アドリアティコに出場するもやはり第5ステージでDNF。それが3月14日のこと。
そしてそこから上述のように4ヶ月以上もの間レースができなかった。その理由について上の投稿では、
After a long battle we finally traced the problem to a biomechanical issue – not the crash and its fallout like we first thought.
訳「長期間にわたる原因究明後、ついに問題は生体力学的なものだと判明した。落車とその後遺症が原因だと最初は予想してたのだがそうではなかった」
おそらくは落車の傷が癒えてもずっと痛みようなものが残っていたのだろう。その原因が何かわからず、精神的にも「ローラーコースターのような」浮き沈みを経験したと語る。
This injury taught me patience and reminded me how much the small wins matter.
訳「この怪我が教えてくれたのは忍耐の重要さだ。そして思い出させてくれたのはどれだけちょっとした勝利が重要なのかということだ」
原因究明に長い時間がかかり、もう自分はプロとしては終わりかもしれないという絶望も感じただろう彼にその暗闇の中を歩き続けられるだけのパワーをくれたのは、おそらくは少しずつ原因判明と解決法が見つかっていくというその小さな一歩の積み重ねだったのだろう。