レビュー
Rapha








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プリモシュ・ログリッチがMovistarへ移籍との噂を否定
今年の移籍市場最大の関心事といっても過言ではなかったレムコ・エヴェネプールの移籍。結局は契約途中でのRed Bull-BORA-hansgroheへの移籍という形で収まった。
ただRed Bull-BORA-hansgroheには総合系エースとしてプリモシュ・ログリッチがいる。特にグランツールでの二人の役割分担が問題となるところ、ログリッチについては最近Movistarへ移籍するのではとの噂も流れていた。
しかしログリッチは今回のベルギーメディアに対して「レムコとは上手くやれる」とコメントとし、移籍を否定した。
ログリッチは次のように話す。
“Hopefully we can achieve beautiful things together.”
訳「レムコといっしょにすばらしいレースができればええね」
昨日ログリッチはオランダのクリテリウムレース(UCIのレースではない)のEtten-Leur criteriumに出場していたのだが、そのレース前にこのように語った。なおそのレースにはツール・ド・フランスを肺炎で途中リタイアしたマチュー・ファン・デル・プールもツール後の復帰レースとして参加していた。そして優勝はログリッチ。
またログリッチは「ブエルタには出場しない。だからこのEtten-Leur criteriumに参加した」とも明言。
ログリッチはもう35歳。引退が見えてくる頃である。チームとの契約はあと1年残っている。来年のツールについては「まだ先の話やね。今年は完走したけど、来年のツールに出るかどうかはわからない」とも。
仮に来年もツールに出るならば、おそらくはレムコ、リポヴィッツとのトリプルエース体制か。ただ本命エースはレムコだろうか。そしてログリッチは二人のアシストに回る可能性もあるだろう。なにせリポヴィッツは今年のツールで3位となり夢の総合表彰台に乗ったからだ。世代交代をしなければならない。
Red Bull-BORA-hansgroheとしては「まだポガチャルとヴィンゲゴーというニ強と自分たちには力の差がある」と認めており、来年のツールでもその二人とはまともにやり合わない方針で、総合3位を狙う着実に狙う作戦になる可能性が高いだろう。その場合でもレムコとリポヴィッツが主役になるだろうか。あるいはリポヴィッツはジロにまわるかもしれない。
このように来年のツールについてはポガチャルやヴィンゲゴーどうこうよりも、Red Bull-BORA-hansgroheのメンバー編成がどうなるかが最も注目すべき点になるかもしれない。