契約途中でデレク・ジーが8/25付で退団

Israel-PremierTechで走るカナダ人選手のデレク・ジー（Derek Gee）が、契約期間中であるにもかかわらず8/25付で同チームとの契約を終了させたことが明らかとなった。一体何があったのか？

情報源：Derek Gee Says He’s Done with Israel-Premier Tech Despite Contract Rift: ‘Continuation Was Untenable’

デレク・ジーとIsrael-PremierTech間の契約問題

デレク・ジーについては、2年前の記事「ジロ好走のデレク・ジーが長期の契約延長！イスラエル・プレミアテックと2028年まで！」で伝えたように2028年までの長期契約となっていてまだ契約期間が残っている段階だった。

ただ数日前にチームは彼との間に契約についての問題が発生していることを認めていた。そしてそれはデレク・ジー側の弁護士から出されたものだったようだ。

そしてその時点でデレク・ジー側は契約内容についてチーム側上層部と再交渉をしていたが、合意には至らなかった。その後チーム側はこの問題の解決をUCIにも要請していた。チームとしてはもちろんデレク・ジーを失いたくない。

この時点ではデレク・ジー側は何もメディアに語らなかったが、ついに昨日デレク・ジーのほうからSNSでアナウンスがあった。それがこの投稿だ。

ここでは、

“I confirm that my contract with Israel-Premier Tech has been formally and duly terminated by my legal representatives,”

このように、正式にチームとの契約が正式にそして正しく終了したと書かれている。これにより彼は8/25付でチームを退団したことになった。

INEOS Grenadiersに移籍？

このデレク・ジーについてはINEOS Grenadiersや他チームが興味を持っていると言われていて、最有力がINEOS Grenadiersと接触していたとも言われている。

しかし上述の彼のアナウンスでは、

“In accordance with UCI regulations, I have not yet signed with, nor even spoken to, any new teams.”

訳「UCIルールに従い、現時点ではどのチームとも契約にサインしていないし、自分から接触もしていない」

このように記述されおり、少なくとも現時点では移籍先が決まっているわけではなさそうだ。

このデレク・ジーだけでなく、UAEのフアン・アユソーにも契約途中でLidl-Trekへの移籍の可能性があると言われているなど、今年はレムコ・エヴェネプールも含めて、有名総合系選手の契約途中での移籍のニュースが続く。