レビュー
Rapha




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今夜は超級の魔の山アングリル!2025ブエルタ第13ステージのコースプレビューと優勝予想

本日の走行距離202.7 km、獲得標高3964 m。最後は魔の山アングリル。今大会初の超級山岳だ。
アングリルの前に1級山岳が2つあるが、しょせんそれはアングリルのオードブルにすぎない。
その超級アングリルのデータとプロフィールがこちら。

地獄である。登坂距離12.4 km、平均斜度9.7%、最大斜度23%。序盤はまだなんとか我々素人でも耐えられる。だが中盤からは狂っている斜度だ。仮に序盤を除けば平均斜度13%近くになる。
今回少し注目したいのが、ボーナスポイント(記号B)が得られる箇所がアングリルではなく、その1つ手前の1級山岳についていることだ。先頭通過すると6秒もらえる。さらにステージ優勝すれば10秒。上手くいけば計16秒のボーナスタイムを得られる。
また山岳賞ポイントについても今日は1級×2+超級となっているので全て1位通過すれば10×2+15=35ポイントを獲得できる。山岳賞の順位は現時点では次のようになっている。
| 1 | Jay Vine | UAE Team Emirates – XRG | 46 |
| 2 | Juan Ayuso | UAE Team Emirates – XRG | 26 |
| 3 | Louis Vervaeke | Soudal Quick-Step | 25 |
ジェイ・ヴァインにとってはまだ安心できるポイント差ではないため、今日はジェイ・ヴァインが逃げにのって少なくとも1級山岳×2はとりたいのではないか。ルイス・フェルヴァーケも逃げようとするだろうか。
今日はUAEに注目したい。UAEは昨日の第12ステージとは逆に、ジェイ・ヴァインを逃げに乗せ、昨夜逃げて優勝したフアン・アユソーをプロトンに残しジョアン・アルメイダのアシストをさせるだろう。
Team Visma | Lease a Bikeにとってはジェイ・ヴァインをどれだけ大逃げさせても痛くも痒くもない。総合タイムではヴィンゲゴーから59分も遅れているからだ。
そしてジェイ・ヴァインを先行させ、ステージ優勝を狙わせるのか、それともアルメイダのために前待ちさせるのか。あるいはジェイ・ヴァイン以外の選手(マルク・ソレル?)も逃げにのせ、ジェイ・ヴァインにステージ優勝をまかせ他の選手を前待ちさせるのか。ただアングリルの斜度の厳しさを考えれば前待ち作戦の効果は低いと思わるので、そうした作戦はとらない可能性が高いか。
Team Visma | Lease a Bikeとしてはヴィンゲゴーが圧倒的な力をもつため、特に何もしなくていい。いつもどおりヴィンゲゴーを守りながら防御的に走るだけでいいだろう。あとはもうヴィンゲゴーまかせ。ステージ優勝狙いたいとなれば単独でアタックさせて自由にさせればいいだけだ。1人の力で十分アングリルを蹂躙できる。
ただ次の第14ステージも山岳ステージであるため今日は無理しないという考えもあるか。その場合、ヴィンゲゴーは大人しくライバルといっしょにゴールまで行って、最後の最後だけスプリントするとかも十分あり得る。
個人的な予想は大逃げ確定、かつ、UAEは前待ち作戦をとらないと予想し、そしてアングリルでヴィンゲゴーが動くとしても、優勝は逃げに乗ったジェイ・ヴァイン。これを優勝予想とする。
お口アングリル、ブエルタ・ア・ドSパーニャの時間がやってまいりました。
ヴィンゲゴーが予告ホームラン宣言してますし、もうヴィンゲゴーに3000点で大丈夫なのでは?
たしかに99%そうなると思うのだけど、残り1%エキサイティンを求めて!
と思ったけど、やっぱりダメっぽい・・