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Rapha








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2026ブエルタの開催地となるとされるグラン・カナリア島が、来年のブエルタにIsrael-PremierTechが出場するならブエルタには関与しないと主張
来年の2026ブエルタ・ア・エスパーニャは、スペインのカナリア諸島を構成するグラン・カナリア島でのレースが含まれると考えられている。
しかし、そのグラン・カナリアの地方評議会は「Israel-PremierTechが参加するなら拒否だ」と主張する。
グラン・カナリア地方評議会のトップAntonio Moralesは、はっきりとスペインメディアのASに対して「スポーツだろうとなんだろうと、イスラエルのあらゆる行動を許すつもりはない」と語り、来年のブエルタにIsrael-PremierTechが出るならば、ブエルタのホストシティになることを拒否すると主張する。
今回のデモの騒乱の問題は、首都マドリードを超えて今後スペインの様々な地域にに広がる可能性がある。
一方でUCIはさきほどの記事「UCIがデモの支持のスペイン政府を強く非難。2025ブエルタ・ア・エスパーニャのデモについて」で紹介したように、オリンピックでも求められるスポーツの中立性を重要視しており、それはすなわちIsrael-PremierTechを各種の大会から排除しないというスタンスを意味する。
ロシアとウクライナの戦争のときのUCIの考えとは矛盾しないのか?という大きな疑問はあるが、とりあえずUCIはそのような立場だということだ。
来年のツール・ド・フランスはスペインの第2の大都市バルセロナでスタートする。首都マドリードに次ぐ大都市であるため、来年もまだこのデモ騒動が続くならば、当然世界で最も注目度が高いツール・ド・フランスを狙い、デモ隊がバルセロナに大集結することは容易に想像できる。
もちろんツール・ド・フランスは警備の厳重さも別次元のものになるだろうが、それは逆に当局とデモ隊との衝突をさらに拡大させる要因にもなりうる。
来年のツール・ド・フランスでもレースがキャンセルされたり、コースが変更されたりなどの混乱が起こる可能性は現状では高いのではないか。