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Rapha






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WADAが一酸化炭素吸引トレーニングを来年から禁止へ
世界アンチ・ドーピング機構(以下、WADA)が、今後一酸化炭素吸入トレーニングを禁止する方向へ動く。
情報源:WADA moves to ban carbon monoxide rebreathers as a performance-enhancing method
このブログでも同トレーニング方法に関しては、2024年7月の記事「【追記あり】ポガチャルも使用を否定から一転して肯定へ。ヴィズマやUAEは一酸化炭素リブリーザーを使っていたのか?」で、タデイ・ポガチャルやヨナス・ヴィンゲゴーらが最新トレーニングとして人体にとっては有害であるはずの一酸化炭素をあえて吸引するというトレーニグを行っていたと紹介した。
その過去記事ではそうしたトレーニングのメリットとは、Vo2maxや最大酸素摂取量の向上など有酸素能力が大きく向上する効果が見込めるという点にあると紹介した。一方でデメリットもあり、それは当然に下手すれば生命の危険にさらされるということだ。そのトレーニング方法は当時から現在までのところWADAでは禁止されていなかった。
しかしその後こうしたトレーニング方法の存在が明らかになってからUCIはWADAとは独自の動きを見せる。このUCIの動きについても「UCIが一酸化炭素の使用を禁止するようWADAに正式に要請」、そして「UCIが一酸化炭素吸引を原則禁止へ、そしてワールドチームの参加義務レースについて新ルールを発表」といった記事で紹介してきた。
さて今回WADAは禁止の方向へ舵を切ったわけだが、2026年から一酸化炭素吸引は禁止となる。ただしWADAはその声明で、
“The non-diagnostic use of carbon monoxide (CO) was added to the Prohibited Methods as a new section, M 1.4,”