ベルナル「ポガチャルのせいで怒りを抱くわ」

今年コロンビア選手権で個人TTとロードレースで二冠を達成したエガン・ベルナル。2022年の1月に彼自身の過失によって負った大怪我からの完全復活を印象づける勝利だった。

エガン・ベルナルが大怪我後3年ぶりに勝利！コロンビア選手権個人TTで優勝

そしてその強い印象のまま今年はジロ・デ・イタリアにも出場し、総合7位でフィニッシュ。さらには総合表彰台を狙いブエルタ・ア・エスパーニャにも出場。こちらは総合トップ10にすら入れなかったが、ステージ優勝を飾った。

レースが途中で終了！2025ブエルタ・ア・エスパーニャ第16ステージは残り8kmでフィニッシュに変更で、エガン・ベルナルがステージ優勝

そんなベルナルがロードレースの支配者タデイ・ポガチャルの強さについてコロンビアのTV番組Despierta Winでインタビューに応じた。そこでベルナルが語った内容を自転車メディアDomestiqueが伝えている。

情報源：’It makes me angry’ – Bernal frustrated and inspired by racing in Pogacar era

そのインタビューでベルナルは、ポガチャルと戦えることは同じ時代のプロとして名誉なことで、彼の強さを讃えながら、実際にポガチャルと戦ったときにはベルナルは自分自身に対して怒りを覚えることがあったと語る。

ベルナル曰く、「ポガチャルは別次元よ。彼とやりあえば、何度もポガチャルが独走するし、そのせいで自分たちはダメな選手だと思ってしまうからね」

“It makes me angry: you’re giving it your all, and this guy takes off like nothing happened.

訳「それで自分にムカつくわけよ。自分は全力を出しているのにポガチャルは何事もなかったかのように独走するわけやからね」

同じ時代に生まれた選手にとってはポガチャルとともに走るのは名誉。しかし実際にやりあうと自分の弱さをつきつけられることになる諸刃の剣。素人にはおすすめできない。