クリス・フルームが引退？Israel-PremierTechとの契約終了が発表される

Israel-PremierTechが公式インスタグラム上で今年限りでチームを去る選手を発表したが、その中に40歳のベテランにして過去ツール・ド・フランスで最強を誇ったクリス・フルームの名前がある。次の投稿がそれだ。

Before we sign off, we want to take the chance to thank our departing staff for all of their hard work and, of course, the departing riders: Pascal Ackermann, Chris Froome, Riley Pickrell, Matthew Riccitello, Michael Schwarzmann, and Mike Woods.

ここで名前が挙げられている選手は以下の5名だ。

• パスカル・アッカーマン（31歳、ドイツ）
• クリス・フルーム（40歳、イギリス）
• ライリー・ピックレル（24歳、カナダ）
• マシュー・リッチテッロ（23歳、アメリカ）
• ミヒャエル・シュヴァルツマン（34歳、ドイツ）
• マイケル・ウッズ（39歳、カナダ）

このうちパスカル・アッカーマンはJayco-AlUlaへの移籍、ライリー・ピックレルは新しくできるアメリカのProTeamのModern Adventure Pro Cyclingへの移籍、マシュー・リッチテッロはDecathlon-CMA CGMへの移籍、ミヒャエル・シュヴァルツマンは不明、マイケル・ウッズは今年限りでの引退となっている。

40歳のクリス・フルームは8月には記事「正式にクリス・フルームが引退を否定。だが現実的には現役続行も難しい？」で紹介したように現役続行の意思が強かった。

しかしそのインタビューの直後にトレーニング中に単独落車。診断の結果心臓にまでダメージを負う重傷だったことが判明。その時点で今年の残りシーズンは絶望となり、来年への契約交渉がかなり難しいものとなると考えられた。

そして今回のIsrael-PremierTechの発表によりクリス・フルームは同チームと契約を延長しないことが明らかとなり、上述のように他チームとの交渉もかなり難しい状況であること、さらに彼と契約交渉しているというチームがあるのかという情報すら報じられていないことなどを考えれば、フルームが今年限りで引退する可能性はかなり高くなったと考えられる。

まだフルームからは何の発表もないが、海外メディアの中にはまもなく引退が発表されるかもしれないと予想するメディアもある。