レビュー
Rapha








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来年プリモシュ・ログリッチはツール・ド・フランスではなくブエルタ・ア・エスパーニャに出場か
筆頭エースとしてレムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)が加入したRed Bull-BORA-hansgrohe。
これまでの総合エースだったベテランのスロベニア人プリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)とのグランツールの役割分担が問題となるわけだが、ログリッチは来年のツール・ド・フランスに出場しない可能性が高いようだ。
ログリッチはメディアに対して次のように語ったようだ。
‘If I can choose one race to win, I would sign the Tour de France, it’s not a secret, but the reality is different’
訳「もし選べるならツール・ド・フランスを走って勝ちたい。それは秘密でもないが、現実は自分のその希望とは異なる」
これを言葉通り受け取れば、来年のツール・ド・フランスには出場しない方向で話が進んでいるということになる。
またログリッチは続けて、「ツール・ド・フランスで2位になる場合とブエルタ・ア・エスパーニャで総合優勝する場合を比べたら、ブエルタを選ぶべきだろう。単純な話だ」。このようにも話し、来年はツールではなくブエルタを来年は選ぶ可能性が高いことを示唆する。
ログリッチは2020年にツール・ド・フランスで惜しくタデイ・ポガチャルに逆転されて総合2位。その後は落車に呪われるなどしてツールの表彰台には立てていない。
しかし一方でブエルタ・ア・エスパーニャでは2019~2021まで3連覇、そして2024年にも総合優勝して合計4勝を挙げている(4勝は史上最多記録であり2人目)。仮に来年もブエルタで優勝するとなれば5回目の総合優勝となり、これは史上最多記録の更新で単独1位に躍り出るという歴史的な偉業となる。
ツール・ド・フランスで総合優勝できない限り、ブエルタのその記録更新のほうが歴史的価値はずっと高いだろう。
そのブエルタのコースだが今月17日に発表される予定だ。
なお来年度のグランツール以外のレース予定については、まずティレーノ~アドリアティコ、その後イツリア・バスクカントリーという2つは確定という方向で話が進んでいるようだ。ただ残りのレースについてはまだ未定とのこと。
今年のログリッチはジロとツールというダブルに挑戦し、ジロは落車で途中リタイア、ツールは完走で総合8位だった。来年も2つのグランツールを走るとすれば、ブエルタとジロだろうか。ただジロについてもまだ出場するかは不明だ。