レビュー
Rapha




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シマノからより割安でGRX Di2を組めるRX717シリーズが登場
Shimanoが誇る電動グラベル用コンポGRX Di2に、これまでよりも廉価に1×12速の電動コンポが組める新製品が登場した。
目次
今回発表された1×12速のGRX RX717シリーズの製品と、各価格は次のとおり(リンク先は公式ページ)。
今回の新製品の特徴はMTB譲りのパフォーマンスと低価格化の両立だ。
まずリアディレイラー(RD-RX717-SGS)の画像を見て欲しい。MTBに詳しい人はピンと来るだろう。そうMTBコンポのエントリーグレードのDeoreとそっくりだ。

(シマノ公式サイトより。©SHIMANO INC. ALL RIGHTS RESERVED.)
←が今回の新型リアディレイラーで、→がDEORE M6200 Di2だ。画像上は左右アイテムのサイズ感が異なるが気にしないでもらいたい。見比べると表面上の仕上げ(色とロゴ)が異なるだけで全く同じのように見える。
これが今回のGRX Di2低価格化のポイントだ。つまり既存製品の使いまわし(在庫処分) 既存製品を上手く活用することでコストカットを実現したというわけだ。実際にDeoreリアディレイラーとどういった性能の違いがあるのかはわからない。
今回の新(?)ディレイラーもDeoreと同様に、障害物にディレラーがあたったときに瞬時に元の位置へ戻ろうとするオートマチック・インパクトリカバリー機能、RDプロテクション機能、バッテリーをディレイラーに内包し密閉された箇所で保護する機能、チェーン暴れを軽減するSHIMANO SHADOW ESなどの機能などを備える。
重量は494 gらしい。

(シマノ公式サイトより。©SHIMANO INC. ALL RIGHTS RESERVED.)
今回のデュアルコントロールレバーST-RX715-Rについても、この比較画像をみてもらいたい。←が105 Di2のもの、そして→が今回のGRX用だ。ご覧のとおり見た目上は 105のロゴをGRXに貼り替えただけ GRXにふさわしい感じに変更されている。
なおバッテリー寿命については、どちらもCR1632電池2個を使うわけだが各公式ページの説明では、
となっていて最大は4年で同じだが下限が微妙に異なっている。単なる表記上のミスなのか、改めて計測したらそうなったのか、本当にそうした違いがあるのかは不明。
重量は212gのもよう。
(新ブレーキレバーについては割愛する。重量は188 gのもよう)
気になるのは、既存のRX827シリーズと比べてどれだけ安くなるのかだが、海外メディアの記事「Shimano GRX Di2 RX717 Is Now the Least-Expensive Way to Get GRX Electronic Shifting」によると、だいたいRX827の2/3ぐらいのお金で組めるのではないかとのこと(もちろん構成の仕方による)。