2029まで！EFがニールソン・ポーレスとの契約を延長

EF Education-EasyPostで走るアメリカ人ニールソン・ポーレスがチームとの契約を延長した。

期間はなんと2029年まで。2020年からEF Education-EasyPostで走る彼だが、これで10年間同チームで走り続けることになった。

ニールソン・ポーレスは29歳のアメリカ人で、過去記事「【史上初】今年のツールを走るインディアン」という記事で紹介したように、ネイティブインディアンの血を引く選手だ。

【史上初】今年のツールを走るインディアン

もともと、ジョナタン・ナルバエス、ヤスペル・フィリプセン、ジョアン・アルメイダなど数々の有名選手を輩出してきたアメリカの名門コンチネンタルチームのAxeon Hagens Bermanで走っていた選手で、2018年にTeam LottoNL-Jumbo（現Team Visma | Lease a Bike）でプロデビュー。その後上述のように2020年からEF Education-EasyPostで走っている。

脚質はワンデイレースに強いクライマーという感じだろうか。

今年の戦績はまずドワルス・ドール・フラーンデレン（Dwars door Vlaanderen：DDV）で優勝したことが大きい。その後はブラバンツ・ペイルで7位、エシュボルン・フランクフルトで4位、スイスのGP Gippingenで優勝といった戦果を挙げ、続いてツール・ド・スイス、ツール・ド・フランス、クラシカ・サン・セバスティアンなどに出場した。

これまでにグランツールではツール・ド・フランスに6回出場、ブエルタ・ア・エスパーニャに1回出場となっている。

ニールソン・ポーレスは、EF Education-EasyPostに入るまで自分がクラシックに強い選手になるなんて重しもしなかったと語る。彼自身今の状況に驚きがあるようだ。そんな彼の来年度の目標はもちろんクラシック、特にモニュメントで勝利することだと話す。