レビュー
Rapha




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今年のミラノ~サンレモでヤスペル・フィリプセンは防御的な戦略へ転換。ダークホースにはワウト・ファン・アールトの名。
昨日開催されたワンデイレースのノケレ~クールセ(Nokere Koerse)でようやく今シーズン初勝利を挙げることができたAlpecin-Premier Techのエーススプリンターのヤスペル・フィリプセン(JasperPhilipsen)。
次のレースは大舞台ミラノ~サンレモ。2024年に優勝しており、フィリプセン&マチューのコンビプレイはUAE&ポガチャルの勝利にとって最大の障壁と言えるかもしれない。
昨日の優勝で調子が上がり、連勝の波に乗っていけそうなフィリプセンだが、今年は彼自身のチャンスは非常に薄いと考えており、より防御的な走りをせざるを得ないという考えのようだ。
フィリプセンの見立てでは、2026年のミラノ〜サンレモはやはりタデイ・ポガチャルとマチュー・ファン・デル・プールの二強が中心になるだろうとのことだ。
近年の同レースは、単なるスプリント勝負ではなく、チプレッサとポッジオでのアタックが勝敗を分ける爆発的な加速で登るレースへと変化していると考えられる。
その爆発的な登りレースで、やはりピュアスプリンターの彼自身はついていけないと考えているのだ。
そしてAlpecin-Premier Techにとって最大の強みは、スプリント勝負になればフィリプセンが、それ以外ならばマチューが勝てるという二段構えの戦術にある。2024年はまさにその典型例だった。
今回フィリプセンが「防御的に走る」と語る背景には、このチーム戦術を最適化しようとする考えがある。
ただそのように語る彼でも展開次第で、つまり最後は膠着状態となり集団でのスプリント勝負になればフィリプセンが圧倒的に有利な状況となる。
防御的に走るとはチームのためにアシストをするということも含まれるだろうが、いざという展開のために自身の体力をセーブしておくという意味も含まれているのではないだろうか。
フィリプセンが警戒すべき存在として挙げたのが、ワウト・ファンアールトだ。
ポガチャルやファンデルプールほどの明確な優勝候補ではないものの、2020年大会の優勝経験、クライミング能力とスプリント能力を兼ね備える高い総合力、そしてレース展開への適応力がその理由だ。
フィリプセンはそうしたワウトの武器を考慮すると、展開次第で勝利に最も近いであろう第三の存在と評価する。