プロのタイムトライアルバイクもチューブレス&ディスブレーキの時代到来か?
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これまでずっと「広まりそうで広まらない」感があったチューブレスタイヤも少しずつは普及しつつあり、さらにおそらく直近の2年間で状況はだいぶ変わりつつあるように思える。販売データなどは知らんけど。
というのも、やはりプロチームが少し使いだしていること、結局現状で最も最速・高性能はタイヤはチューブレスタイヤだという認識が広まったこと、コンチネンタルがついにチューブレスタイヤを出したこと、チューブレスタイヤとホイールの業界統一規格(ISO規格)が策定されてそれに準拠したタイヤ&ホイールづくりがなされつつあることなどが要因のように思う。
そしてプロトン内部でも一般人でも急速に拡大しているのが、ディスクブレーキ。ほんの数年前まではその安全性に疑問が呈されていて、世界中で大論争(?)があったわけやけど、今はそんなこともすっかりなくなり、「かつてのあの騒ぎは一体何やってん・・・」とアホくさくも、そして懐かしくも思う。
一方でチューブレスタイヤとディスクブレーキとをセットで使うチームはまだプロトン内部では少ない。ブレーキはディスクブレーキでも、タイヤはチューブラーだったり、あるいは、これまで通りリムブレーキ+チューブラーだったりが多数。
そんな中、今開催中のツアー・オブ・コロンビアの第1ステージでは、チームEF Pro Cyclingがチームタイムトライアルで、チューブレスタイヤとディスクブレーキの同時使用で見事勝利を挙げた。
この動画を見ていただきたい。
🇨🇴⏱🚴🏽♂️🚴🏽♂️🚴🏽♂️🚴🏽♂️🚴🏽♂️🚴🏽♂️
— “ it’s a numbers thing “ (@ratings100) February 11, 2020
On their way to the pay out window#TourColombia2020 pic.twitter.com/njoayXs7wz
チームEFが使用しているのは、タイヤがヴィットリア(Vittoria)のチューブレスタイヤ25c Vittoria Corsa Speed TLR 、そしてホールがVision社の最新作Metron 81 SL Disc wheels(81mmディープ)。
チームEFはどうやら今年のタイムトライアルは全てこの「チューブレス+ディスクブレーキ」というセットで臨むもよう。登りTTとかは別かもしれないが。
というわけで、機材には保守的であろうプロトンでもタイムトライアルバイクに「チューブレス+ディスクブレーキ」のコンビが今後急速に増えていくかもしれない。
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