コロナでWiggleの売上はどれだけ伸びたか?
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新コロ助19の感染拡大を防ぐために世界各国で敷かれた厳しい外出制限とロックダウン。その期間中でもライフラインを支える交通手段としての自転車や、家でのトレーニングマシンとしてのスマートトレーナーなどの需要は旺盛だった。
この点についてはこれまでも何度か記事にしてきた。(例:「英国でアレの売上が10倍!?」、「今、WahooやTacxなどスマ―トトレーナーの販売が伸びている?ウェア類は激しい落ち込み?」など)
それでは、英国が誇るバイク通販Wiggleはどれだけの売上の伸びを見せたか?
情報源:UK bike sales soar as stores sell out in coronavirus rush
コロナで増えたもの、減ったもの
①増えたもの
まずWiggleの売上については、各国でロックダウンが始まってからは192%(約2倍)の伸びを見せた。
(・∀・)イイ!!
特に、「英国でアレの売上が10倍!?」や「今、WahooやTacxなどスマ―トトレーナーの販売が伸びている?ウェア類は激しい落ち込み?」といった記事で書いたように、スマートトレーナーの売上が伸びた。高価格帯の商品の販売数が大きく伸びるのは嬉しいことだろう。
また有名な海外通販の1つSigma Sportsでは、低価格帯のバイクの売上が6.7倍に、中価格帯のバイクの売上が1.3倍に伸びたとのこと。
②減ったもの
一方、自動車の部品などを販売するHalfordsグループの株価はとんでもないことになった。ロックダウン開始後は株価が8割も下落するという恐慌に。もう少しで株が紙くずになる寸前だった。車の利用が激減したから。
ただ、ロックダウンの緩和が決まってからは一気に株価を回復し元の株価に戻っている。良かった。
なお日本のオートバックス社の株価も3月からは大きく下落。ただ、上Halfordsほどでない。落ち込みはそれほど大きくなかったとはいえ、ではその後の回復はというとこれまた逆にHalfordsほどの急回復とはなっていない。
以上のように自転車関係は伸び、車関係は落ちた。
③増えてほしくないもの
しかし、自転車関係でも「伸びてはいけない」「伸びても嬉しくない」ものがある。
それは自転車の盗難件数である。
少し前にどこかの海外メディアの記事でロックダウン後は自転車泥棒も半減したと書かれたニュースを見たような気もするが、今回の情報源記事では逆に増えたとも書かれている。
おそらくデータをとった期間や場所、比較している期間などが違うのであろう。あるいはワシの記憶違いか。
ただ、海外では自転車需要が大きく伸びたために、自転車人気が復活。人気がある商品は売れる。売れるなら盗んで売る。こういう泥棒の考えになるわけやね。
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