ファン・アールト「来年はマイヨジョーヌのチャンスがある」
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来年のツール・ド・フランスの全日程とコースが発表された。今年のツールとは一転して、「伝統的な」コースとなっている。
今年は第1週目から登りが多い設定だったが、来年の第1週目はアップダウンはありつつも例年通りの平坦多めの設定となっている。スプリンターやパンチャーたちが支配する1週間となり、彼らの中の誰かがマイヨジョーヌまたはマイヨヴェールを着続ける可能性が高い。
そうなればやはり、ピーター・サガン、ワウト・ファン・アールト、そしてマチュー・ファン・デル・プールの3人が第1週の主役となる可能性がある。
特に今年のツールで大活躍、しかも個人タイムトライアルも強いファン・アールトが第1週でマイヨジョーヌ&マイヨヴェール・・・という期待が膨らむ。
実際、ファン・アールトはオランダメディアWielerflits.nlのインタビューで、第1週目のマイヨジョーヌ獲得の可能性はあると述べたもよう。
情報源:Van Aert sees opportunities in opening week of the 2021 Tour de France
ファン・アールトとすれば第5ステージまではトップからタイム差なし、または最小限度のタイム差でフィニッシュを続け、そして第5ステージの個人TTで優勝し、一気にタイム差をひっくり返して、人生初のマイヨジョーヌ奪取といきたいところである。
また最終日にパリでグリーンジャージを着られる可能性ももちろん高い。ただ、その場合次の2つの点が問題となる。
1つは、ユンボ・ヴィズマのチーム戦略である。あくまでユンボはツールではプリモシュ・ログリッチなどが総合優勝を狙うためのチームである。そのためファン・アールトはアシストとして大車輪の働きが求められるため、勝手な行動は許されない。ピーター・サガンやマチュー・ファン・デル・プールと比べると圧倒的に自由度が少ない。
2つめは、ツール後にすぐ行われる東京五輪との関係である。もし東京五輪も出場する意思があり、ベルギー代表チームに選ばれた場合は、東京の気候に慣れなければならないし、時差を解消する必要もあるため、早くから東京入りしておく必要がある。
そのためにはツールを途中でリタイアしなければならない。つまり、グリーンジャージをそれまで着用していたとしてもそれを捨てなければならない。
ファン・アールトのグリーンジャージ獲得にはこの2点をどうクリアするかが条件となろう。
ただ、本人としてはまだ東京五輪も含めて来年の予定や目標をどうするかは決めていない。あくまでマイヨジョーヌやマイヨヴェールの可能性があると述べるだけである。