Newsletter Subscribe
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
Enter your email address below and subscribe to our newsletter
今年からオランダのワールドツアーチームのユンボ・ヴィズマ(Jumbo-Visma)は、Cerveloのバイクに乗る。
そこで問題となるのが、ワウト・ファン・アールト(Wout van Aert)やマリアンヌ・フォス(Marianne Vos)といったシクロクロスでも活躍するスター選手が乗るシクロクロスバイクである。なぜなら、Cerveloにはガチのシクロクロスバイクに特化したバイクが存在しないからだ。
Cerveloからも「シクロクロスでも使おうとすれば使える」Ásperoというグラベルロードは存在する。
しかし、それはシクロクロスに特化した、シクロクロスのガチレースで使うようなバイクではない。
そのためファン・アールトもシクロクロス世界選手権が終わるまではビアンキのシクロクロスバイクに乗り続ける。
だが、来シーズンのシクロクロスでもファン・アールトらにビアンキに乗らせ続けるわけにはいかない。そこでCervelo側も「ガチの」シクロクロスバイクを開発中であると公式に認めた。
情報源:CERVELO CONFIRMS IT’S MAKING A CYCLOCROSS BIKE, BUT WHAT WILL IT LOOK LIKE?
情報源メディアの取材に対してCervelo側は次のように答えた。
“Cervelo and Jumbo-Visma together have intentionally been quiet about any plans for bikes to support these world champions, out of respect for both Bianchi and Team Sunweb. Now, with the changeover after January 1, we can be open about the fact that we are working with the Jumbo-Visma technical team, as well as Wout and Marianne directly, to develop a cyclocross bike that is capable of carrying them into the rainbow stripes once again.
訳「Cerveloとユンボ・ヴィズマはあえて今までシクロクロスバイクの開発については沈黙していた。その理由はビアンキとサンウェブに対する敬意を払っていたから。でももう新年が始まり新しい契約が効力を発するわけで、ここに公言しよう。ユンボの技術陣、ファン・アールト、そしてフォスらとシクロクロスバイクを開発していることを。その新バイクで彼らを再び王者にしたい。」
そして実際に、去年までサンウェブの選手がシクロクロスレースでシクロクロス用に改良されたÁsperoの特別モデルや、ブランド名のない真っ黒なシクロバイクに乗っていたもよう。つまりその時点ですでにCerveloは開発に着手していたと言える。
また遡ること2007年にはアメリカのシクロ王者だったJonathan Pageが、R3 CrossというCerveloのプロトタイプに乗ってレースをしていた事実もある。ただし結局これはプロタイプ止まりで一般販売はなされなかったようだが。
なお、Cerveloを保有するのはオランダのコングロマリット企業ポン・ホールディングス(Pon Holdings)だが、ポン社はCervelo以外にも、アメリカのマウンテンバイクなどで有名なサンタ・クルーズ(Santa Cruz)を、そしてシクロバイクでもおなじみのドイツのフォーカス(Focus)をも保有している。
特にカナダのCerveloと隣のサンタ・クルーズとは意見交換もしやすいと思われる。ならば、オフロードに強いサンタ・クルーズの知見をも得るという可能性もある。
さて、エアロロードバイクのパイオニアともいえるCerveloが作るガチのシクロクロスバイクとは一体どのようなものになるのだろうか。
Cyclo-Cross用となれば、Caledoniaベースで開発するのが妥当な路線でしょうか。
あぁCaledonia欲すいなぁ。でも高杉…
ÁsperoかCaledoniaのどちらかをベースにするのか、あるいはRまたはSシリーズをベースにして全く新しいエアロCXを誕生させるのか。
一体どちらの開発方針でいくのか見ものブヒね。