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昨年のツール・ド・ポローニュで、ファビオ・ヤコブセンを落車させUCIから謹慎処分を受けていたディラン・フルーネヴェーヘンだが、今週末から始まるジロ・デ・イタリアでレース復帰を果たす。
そんな彼はジロ出場が決まってから、メディアの取材に対してこれまでにヤコブセンと会合をもったことなどを明かしてきたが、彼のメディアに向けた発言にヤコブセンがちょっと困惑しているもよう。
フルーネヴェーヘンのコメントを知って、ヤコブセンはツイッターに次のように今の心境を書いている。
The content of this meeting was supposed to stay confidential, between the two of us and our legal teams.
— Fabio Jakobsen (@FabioJakobsen) May 6, 2021
I am disappointed that Dylan has talked about our meeting publicly. I will not do so.
“The content of this meeting was supposed to stay confidential, between the two of us and our legal teams. I am disappointed that Dylan has talked about our meeting publicly. I will not do so.
訳「会合をしたということをずっと秘密にしておくというはずだった。彼と自分、そして双方の弁護士たちとの間でそう取り決めていたわけ。それやのにフルーネヴェーヘンが会合のことを公にしたわけで、それにちょっと失望してるわ。自分ならその取り決めを守るのに」
またこの投稿に続ける形で、次のようなコメントも出している。
I would like to set the record straight, though: Dylan has not offered a personal apology and he has not shown willingness to take any responsibility for his actions. I still would like to reach an understanding with Dylan, but it takes two to tango.
— Fabio Jakobsen (@FabioJakobsen) May 6, 2021
I would like to set the record straight, though: Dylan has not offered a personal apology and he has not shown willingness to take any responsibility for his actions. I still would like to reach an understanding with Dylan, but it takes two to tango
訳「はっきりさせておきたいんやけど、フルーネヴェーヘンからはまだ個人的な謝罪というのはしてもらってないし、どういう責任を取るかの意思表明もまだ見せてもらってないのよ。自分としてはまだ彼とあの事故についての共通理解を作りたいのやけど、それには二人の協力・信頼関係が重要やと思う」
このように、本来秘密にしておくべき会合の存在をフルーネヴェーヘンが明かしてしまったことで、どうもヤコブセンは不信感を持ってしまっているような感じだ。「本当にこいつ反省しとんんのか?」と疑念を抱いてしまった感じだろうか。
ひょっとしたらジロという大舞台でのレース復帰でフルーネヴェーヘンも気持ちが高ぶり、心が緩んでしまっているのかもしれない。人間なのでそういう気持ちもわからないではないが。でもヤコブセンからすれば「それはそれ、これはこれ。約束は守れ」という気持ちだろう。
さてこのヤコブセンのコメントを受けて、フルーネヴェーヘンがどういう反応を示すのか、そしてJumbo-Visma側がチームとしてどういう考えを示すのか、さらにいえばプロトンの選手がフルーネヴェーヘンにどう接するのか、今年のジロは単なる総合争いとは異なる意味でも注目となる。