【PR記事】おしゃれな自転車用スニーカーはグリップ力高し。CHROME×Panaracerの新シューズ「KURSK AW」のレビュー・感想
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自転車でちょっとした荷物を運ぶお仕事をするのがメッセンジャー。ニューヨークやサンフランシスコといった街でピストやロードバイクに乗って街中を駆け巡るというイメージ。
そんなメッセンジャーが愛用するメッセンジャーバッグは世界中で大流行。実際使ってみると背中が蒸れること以外は使いやすいバッグであることはたしか。みんなも1つは持っていると思う。
そして本場のメッセンジャー御用達の超有名バッグブランドといえばクローム(CHROME)。
今回はそんなクロームが日本のタイヤブランドのパナレーサーと共同開発した新シューズ「KURSK AW」のレビュー・感想記事だ。
なお今回の記事はそのタイトルにもあるとおりPR記事だ。すなわちクロームからその新シューズを提供するので感想を書いて欲しいとの依頼を受けての記事となる。
目次
製品紹介:高いグリップ力と耐摩耗性とを高次元で融合させたオシャレな自転車用スニーカー
まず「アメリカのメッセンジャーバッグブランドがなぜ日本のタイヤブランドのパナレーサーとコラボ?」という疑問を抱くわけだが、その秘密は新シューズの靴底にある。
普通の一般的なスニーカーの靴底はゴムのアウトソールだが、自転車のタイヤもゴム。ならばタイヤの専門家であるパナレーサーの出番だというわけだ。次のクローム公式インスタを見て欲しい。パナレーサーがどのような関与を果たしているのか書かれている。
特に今回の新シューズが謳う特徴は、
ソールラバーにおいて相反すると考えられてきた“グリップ力”と“耐摩耗性”を高次元で両立
という点だ。
普通はグリップ力が高ければ摩擦が強いわけで、素材はどんどん削られ摩耗していく。それは自転車のブレーキパッドを思い浮かべればすぐにわかる。だがゴムの専門家であるパナレーサーはシューズにおいてその両要素を両立させたとのこと。
詳しくは以下の公式ページで情報をチェックして欲しい。
CHROME公式サイト
・CHROME×Panaracer KURSK AWのページ
・ブログ「CHROME x Panaracer NEW FOOTWEAR」
今回提供してもらったKURSK AWは基本的には街のり用の自転車用スニーカーというものだが、それ以外にもそのSPD版シューズであるKURSK AW PROや、MTBやグラベルライドに適したSOUTHSIDE 3.0シリーズも展開されている。
同じく以下の公式ページでそのラインナップをチェックして欲しい。
CHROME公式サイト:CHROME×Panaracer NEW FOOTWEAR製品一覧ページ
一週間使ってからのレビュー・感想:歩きやすさは?
①外観・デザイン
見た目の第一印象は真っ黒で精悍なスニーカーという感じだが、紐の水玉模様が無骨さにキュートさを加えている?もちろんこの紐を変えれば印象はガラっと変わるだろう。真っ黒な紐にすればさらに無骨な大人のスニーカーに変身すると思われる。
この紐の水玉だが実はただの見た目上のデザイン要素ではなく、反射素材(リフレクター)になっている。ライトを受ければキラっと光る。
そしてアキレス健下部には反射テープが、さらにかかと部分にも反射素材がつけられていて、靴紐と合わせて夜間走行の安全性に配慮されたシューズとなっている。
中敷き(インソール)にはParacerのロゴとCHROMEのブランドロゴが大きく。見た目は地味なのに脱ぐとすごい。
ブタがふだん履いているPumaの普通の安いスニーカーと並べてみた。パッと見てわかる差異はやはりアウトソールの分厚さ?だろうか。Pumaのほうが数年履いているのですり減っているというのもあるだろうが、それでもKURSK AWのほうが分厚く見える。
靴内部についてはPumaのほうが厚いのでクッション性は高く、KURSK AWのほうはコンバースの定番のあのキャンバスのスニーカーに近い感じだ。
②ペダルの踏み心地とグリップ力
普通のスニーカーでペダルを踏むよりも、このKURSK AWで踏むほうが「厚いゴムを踏んでいる感」が強い。足にしっかりと靴底の「塊」感が伝わってくるという感じだろうか。足裏から力が逃げていない感覚がより強い。
「ふにゃ」ではなく、「みっしり」という感覚が足に伝わる。明らかに踏み心地が違う。もちろんSPD-SLのような硬さはない。あくまで普通のスニーカーと比べれば、という話。
次にペダルにしっかりと足を置いたうえで、靴底を滑らせてみるとKURSK AWのほうが滑らない感覚があった。ペダルとの摩擦が強いのだろうか。
では普通の路面でのグリップ力はどうか?
試しに雨が降った直後のタイル張りの路面を歩いてみた。
画像では伝わらないかもしれないが、ここは雨が降るとかなり滑りやすくなる部分で、雨の日に自転車で急ブレーキをかけると容易に滑って転ぶところだ。とはいっても歩いてる場合は普通のスニーカーでも滑ることはないが、このタイル張りのところに足を乗せて動かせば、かなりツルツルとした感触が感じられる区間だ。
そこでKURSK AWを履いて足を動かしてみた。やはり滑るのは滑るのだが、いつものスニーカーとは違ってキュッというゴムが擦れる音がした。新しい靴なのでたまたまかもしれないが、滑りやすさは減っているのではないか?
③歩き心地(快適性)と重量
ソールが分厚く頑丈な分だけやはり重い。普通のスニーカー(PumaやNikeなどの合皮のやつ)と比べると明らかに重い。その重さの分、長距離を歩く回ると脚の疲労度はよりふえるかもしれない。
ただ自転車用スニーカーなので自転車に乗らずに数時間も歩き続けることがあるかと考えるとまずないだろう。そもそも歩くのが多い予定なら最初からそれ用のスニーカーを誰もが選ぶもの。
一方で自転車に乗る分にはペダルに脚をのせているため、靴の重さは気にならない。また、1時間ぐらい連続で歩いてみたが、特に重さを自覚することはなかった。
ペダルにしっかりと脚の力を加えるために、靴底が普通のスニーカーよりも硬め(剛性が高い?)となっている。とはいっても、この画像のように普通に底は曲がる。別に力をいれなくても曲がる程度の硬さだ。なので、「歩きやすい」というレベルではなく、「普通にいつもどおりに歩ける」というレベルの靴だ。
いわば歩行用の性能と自転車用の性能とを絶妙にマッチさせた硬さとなっているわけだが、この絶妙な硬さが歩くときに足の疲労度をあげることは考えられる。もしちょっとの歩行で痛くなるようならば、中敷きをクッション性のあるものに変えると良いだろう。
④サイズ感
ブタはいつも履くPumaのスニーカーは26.0cm。ジャストサイズなのだが、ジャストすぎるのか長時間歩いて足が広がってくると、小指が靴と擦れて靴下を履いていても痛くなることがあった。また冬場は厚めの靴下を履くので少しの窮屈感もあった。
そこで今回は26.5cmを選択。
これで正解だった。つまさき部分はかなり余裕ができたが、「幅」という点ではかなり良い感じ。ブカブカすぎるわけでもないし、冬場に厚いソックスを使えばちょうど良い余裕をもったジャストサイズになるだろうと思われる。
というわけで、NikeやPumaなどのスニーカーを普段履いていて長時間歩くと窮屈さを感じる場合にはワンサイズ(0.5mm)上でいいと思う。
まとめ:普段の街乗りにまさにぴったりな自転車用スニーカー
自転車用スニーカーという謳い文句だが、「歩行」性能も問題なし。そしてペダル上でも足が滑りにくいので、たとえ街乗り用自転車でも自転車との一体感は上がるのではないか。この製品が謳うグリップ力の性能は上述のように確かに感じられる。
靴底のアウトソールは厚くしっかりしたもので、靴の生地も耐久性と速乾性のあるナイロン素材ということで、靴の耐久性も期待ができる。
なにより見た目が普通のスニーカーであるため街乗りやクロスバイクなどによる自転車散歩用にはぴったりだろう。
またNikeやPumaなど大手ブランドではないちょっと個性的なスニーカーが欲しいと思うならば、その候補に十分入る、選んで後悔のないスニーカーだ。