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高層ビル

バウケ・モレマ「今のレースは超ハイレベル。もはや簡単なレースなど1つもない」

バウク・モレマが語る、近年のロードレースのレベルの高さと、来年度のレース予定・目標

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トレック・セガフレードに所属するオランダ人のベテランクライマー、バウケ・モレマ(Bauke Mollema)。かつてはグランツールの総合エースとして化けるかと思われたが、近年はステージ優勝とツール後のワンデイレース(クラシカ・サン・セバスティアンやイル・ロンバルディア)などを得意とする走りを見せる。

そんなモレマも、最近のグランツールの総合争いは「スーパーハイ(super high)」と述べ、さらに「昔と違い、もはや簡単なレースなど1つもない」と語る。

情報源:Mollema: There are no easy races anymore

スペインでチームのトレーニングキャンプに参加しているモレマだが、インタビューに応じ、近年のロードレースでは選手・プロトンの平均レベルが上昇していると話す。それは各選手がプロとして洗練されつつあるからと語る。より多くの選手がプロして鍛錬や自己研鑽を怠らない生活を続けていることがその背景にあるようだ。

そして新世代の台頭。そういったことが絡みあい、近年のロードレース、特にグランツールやステージレースの総合争いは昔よりも遥かにレベルが上がり、曰く「The level there is super high(めっちゃハイレベル)」。

モレマはここ2~3年に起こっている、タデイ・ポガチャル、マチュー・ファン・デル・プール、そしてレムコ・エヴェネプールなどの新世代のスーパースターの台頭も認めるが、それよりもむしろプロトン全体の傾向としてここ10年にわたりロードレースそのものが少しずつ変化をし続けている事実を指摘する。

それは上述のようなプロ選手一人一人のプロ意識の向上とレベルアップ、そして技術的に大きな進化はエアロ性能の向上だと述べている。

そうしたことでプロトンの速度が少しずつ上がっているだろうと話す。

そして超ハイレベルになっているグランツールの総合争いよりも、自分はワンデイレースのほうが勝機があるとはっきり自覚しているようだ。もちろんこれまでの実績がその確信を支えている。

さて、来年度のレース予定だが、まずはGP La Marseillaiseでシーズンイン。その後少しフランスのレースなどを走って、パリ~ニースまたはティレーノ~アドリアティコ。そしてアムステル・ゴールド・レースには出場しないで、フレッシュ・ワロンヌと、モニュメントのリエージュを走る。特にリエージュがシーズン前半の大きな目標のようだ。

そしてリエージュ後は、ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの2つに出場予定。2017、2019、そして2020とsこれまでに「ジロ+ツール」は3度経験している。どうやらそれが好きらしい。彼に合っているのだろう。

そしてツール後は休息を取り、シーズン後半の目標である秋のクラシックに挑戦する予定だ。

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