リッチー・ポート「現役最後のグランツールはジロ」
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さきほど、プロトン最強のおじさんアレハンドロ・バルバルデ(Alejandro Valverde、41歳)について、来年に引退予定ではあるもののチームとの契約は実は2023年まであるというネタを紹介したが、今回は同じく来年引退予定のリッチー・ポート(Richie Porte、36歳)についてのネタ。
情報源:Porte preparing for life after cycling
上の情報源記事でのインタビューで、ポートは来年度について「イネオスで現役最後の1年を楽しむことが目標。でも、それだけじゃ時間の無駄。まだ戦える力はあるから楽しむだけでなく、勝利を目指す走りをしたい」という内容のコメントを述べている。
そして、来年度のツール・ド・フランスについては「ツールはもう2020年の総合3位を果たしたことでやりきった」と述べ、来年のツールには出るつもりはないと明らかにし、かわりにジロ・デ・イタリアを現役最後のグランツールの舞台として選ぶつもりのようだ。来年のジロ参戦については次のように述べる。
“If I can close the circle there, that would be a dream,”
訳「ジロで現役最後のグランツールを終えることができれば、夢みたいやね」
なぜジロにこだわるのかといえば、彼がワールドツアーチームにデビューしたのが2010年。そのときのチームはサクソ・バンク(Saxo Bank)だった。そしてその年に初めて出場したグランツールがジロ・デ・イタリア。そこで1年目にして新人賞を獲得。輝かしいキャリアの始まりといっても過言ではない。それだけに本人にとっても思い入れの強いレースなのだろう。
上述の本人コメントで「circle」(円)という表現が使われたのは、ジロで始まりジロで終わるという円が完成するという意味だからなのだろう。
バルベルデやニバリも出場予定だし、どうやらアラフィリップも出るようなので、来年のジロはかなり盛り上がる大会になりそうですね。(個人的にはピノやログリッチもまたでてほしいですけど)
お、来年のジロはかなり華やかになりそうブヒね。
登りゴールのステージで、アラフィリップvsバルベルデの新旧世界王者対決と、それを見越して先制攻撃をかけて逃げ切りをはかるニバリと両者とのかけひきとかが見られたら胸熱ブヒね。