2021ワールドツアーのドーピング件数は?
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一部のプロチームがつくる団体MPCC(Mouvement pour Cyclisme Crédible または Movement For Credible Cycling)が、昨年度の2021男子ワールドツアーにおけるドーピング件数を発表した。次のツイートを見て欲しい。
Pour la première fois depuis sa création, le WorldTour n’a enregistré aucun cas de dopage en 2021, à l’issue d’une année olympique qui a révélé moins d’affaires de dopage (tous sports confondus), mais une forte hausse des condamnations pour corruption.
— MPCC (@MPCC_Cycling) January 27, 2022
👉 https://t.co/cVOJ2F4olG pic.twitter.com/UdsgasYcQ9
それによると、昨年度の男子ワールドツアーでのドーピング件数は、驚き(?)のゼロ!
このMPCCの発表によるとドーピング発覚件数がゼロというのは2005年のワールドツアー創設以来初めてのことらしい。
ただ男子ワールドツアーチームではゼロでも、それ以外のチームのロードレースにおいては上ツイートによると12件の発覚があった(上ツイート内のCAS SUR ROUTE)。
このように男子ワールドツアーでは発覚したドーピングはゼロという歴史的快挙(?)を達成できたわけだが、それはあくまで「発覚した」件数にすぎない。
実際フランスメディアのOuest Franceにおいて、UCIのナンバー2の幹部が、「チーター(ドーピング違反者)は、より高度にバレにくい方法を使っている」と発言。
そして「UCIによるドーピングコントロールだけではチーターを探すのは不十分。今後はより緊密に警察や専門機関との連携が必要となる」という趣旨のコメントをしている。(Ouest France:Cyclisme. « Moi aussi, je les vois ces roues qui tournent toutes seules… »)
元プロの土井ちゃん(ちゃん土井)こと土井雪広がドーピング問題を含めてプロトンで彼が見てきたことを書いた本もおすすめ。