バルベルデ「ステージ優勝が目標は変わらないが、今後の展開次第では・・・」
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ロードレース界のおじさんアイドル?42歳となったアレハンドロ・バルベルデ。現役最後のジロ・デ・イタリアに参戦し、現在総合11位。マリアローザから1分23秒差。モビスターの中で最上位だ。
ジロが始まる前は、「もう自分は総合成績を狙うにはトシをとりすぎているからね」と言っていて、チームとしても若いイヴァン・ソーサ(Iván Sosa)がエースだとされていた。ところが、モビスターで現在最も総合成績が良いのは42歳のおじさんであり、ソーサは17位で、マリアローザとは6分55秒も差がついている。
バルベルデとの差を考えても、ソーサは42歳から5分30秒以上の遅れている。モビスターどうすんだこれ。
バルベルデとすれば、思った以上に調子がいいのかもしれない。ジロ前は上述のように「だいぶおっちゃんやしね・・・」と言ってたものの、どうやら少しずつ総合上位を狙う気持ちが大きくなっているのかもしれない。
情報源:Valverde weighs up Giro d’Italia GC options after stunning Blockhaus ride
実際、最高難易度となった第9ステージ、その最後の勝負どころの山ブロックハウスでは、彼自身が思っていた以上に登れたとのこと。
今後総合表彰台を狙うのかどうかという点についてバルベルデは次のように話す。
“I’ll keep going for stages, even thought it’s true I’m up there in the overall too. So we’ll see what happens. This week is basically a series of flat or flattish stages, and then at the weekend [in Turin] we’ll see if I’m up for one thing [the GC] or another.”
訳「これからもステージ優勝を狙い続けるつもりやで。たとえ現時点では総合優勝を狙える位置にいるのが確かだとしてもね。そしてこれからどうなるかも気をつけたい。今週は基本的に平坦と平坦基調が多いけど、この土日の山系ステージでは総合成績を狙えるかどうかとかがわかると思う」
そして「とにかく1日1日をしっかりと走っていくことが大事や」と続ける。
この発言からすれば、ジロ前の発言における完全に総合成績を追い求めるという姿勢から、今後の展開・状況次第で総合上位を狙うこともあり得るという姿勢に変わってきているように思える。
はたして最後のジロでバルベルデは何を見せてくれるのか?