ロンド・ファン・フランデレンなどを主催フランダース・クラシックスがツール・ド・スイス主催者と提携へ
Share your love
モニュメントの1つでクラシックの王様ことロンド・ファン・フランデレンなどを主催する団体フランダース・クラシックス(Flanders Classics)が、ツール・ド・スイス の主催者とパートナーシップを締結したと発表した。次の公式ツイートを見てほしい。
We’re very proud to announce our first international partnership. Flanders Classics is joining forces with Cycling Unlimited, the organiser of the most prestigious national cycling events in Switzerland including Tour de Suisse, and becomes a minority shareholder. (1/3) pic.twitter.com/ThZu6dV4Kh
— Flanders Classics (@FlandersClassic) June 13, 2023
今回の提携の手段としては、ツール・ド・スイスなどを開催するCycling Unlimitedとフランダース・クラシックスが、相互にそれぞれの少数株主になる方法が取られた。
フランダース・クラシックスはロンド・ファン・フランデレン、オンループ・ヘット・ニュースブラッド、ヘント~ウェヴェルヘムなど重要かつ人気の石畳レースを主催するが、それらは全てワンデイレース。そこで、ステージレースであるツール・ド・スイスなどを加えることで、UCI、ツール・ド・フランスなどを主催するASO、そしてジロ・デ・イタリアなどを主催するRCSなどに対抗すべく(?)、勢力・影響力の拡大を目指すことが今回の提携の目的だ。
なぜツール・ド・スイスなのかといえば、消去法で残ったもの・・・とも考えられるが、もともとロンド・ファン・フランデレンの放映権は巨大中国企業グループに属するスイス企業Infront社が保有している。これは当時ブログで紹介した。次の記事がそれだ。
過去記事:【Jスポ?GCN?】ロンドの放映権について。あの中国の巨大企業が権利を獲得
そしてそのInfront社自身がツール・ド・スイスの主催者Cycling Unlimitedの株主の1つだ。そのため今回の提携についても、Infront社の公式WEBサイトで次のように発表がなされている。
Infront公式:Cycling Unlimited enters strategic partnership with Flanders Classics
以上のことからベルギーの石畳レースを主催するフランダース・クラシックスが、ツール・ド・スイスなどを主催するCycling Unlimitedと提携するのは当然の流れだったと思われる。