UCIがミゲル・アンヘル・ロペスをドーピングの可能性があるとして暫定的にレース出場禁止へ
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UCIから衝撃的なニュースが発表された。それは、ミゲル・アンヘル・ロペス(Miguel Ángel López)が昨年の2022ジロ・デ・イタリア中に禁止薬物の使用と所有をしたことでアンチードーピングルールに違反(Anti-Doping Rule Violation:ADRV)した疑いがあり、そんな彼に対してUCIが暫定的なレース出場禁止処分を言い渡したというものだ。
UCI Statement on Miguel Angel López https://t.co/EUc1AV19fV pic.twitter.com/sPCbgkLPia
— UCI_media (@UCI_media) July 25, 2023
今回のUCIの発表では次のように書かれている。
Based on an investigation conducted by the International Testing Agency (ITA), including evidence obtained from the Spanish law enforcement authorities (Guardia Civil) and the Spanish Anti-Doping Organisation (CELAD) during the investigation into Dr Marcos Maynar, the UCI has today notified Miguel Ángel López of a potential anti-doping rule violation (ADRV).
After review of the information and material provided by the ITA on 26 June and 7 July 2023, the Colombian rider has been notified of a potential ADRV for use and possession of a prohibited substance in the weeks prior to the Giro d’Italia 2022.
UCIがドーピング検査を委託している機関International Testing Agency (ITA)の調査に基づき、そしてマルコス・メイナール容疑者に対する捜査中にスペイン当局とスペインのアンチ・ドーピング組織が得た証拠などから、今回のロペスに対する制裁が決定された。
そもそもミゲル・アンヘル・ロペスとそのマルコス・メイナールとの関係については昨年7月の記事「【!?】違法薬物取引容疑でミゲル・アンヘル・ロペスが身柄拘束」を見てもらいたい。
ロペスはこのときに容疑者との共犯関係が疑われスペイン当局に身柄を一時拘束されていたが、証拠不十分で解放され、その後のレース活動を続けていた。
しかしそれからアスタナはロペスとの契約を解除。新しいワールドチームとの契約はならず、今年はコロンビアのTeam Medellín-EPMに所属して年初から好調と好成績をキープしていた。
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