今夜の最大斜度22%!2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージのコースについて
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今夜の2023ブエルタ・ア・エスパーニャ第8ステージは、先日の第6ステージの激坂を超える激坂決戦となる!最大斜度22%!
そのコースプロフィールがこちら。
山頂フィニッシュではないが、最後の1級山岳ショレト・デ・カティのデータがこちら。
🐷「ヤバい(確信」
登坂距離こそ4km弱と短めだが、平均斜度は11.4%。そして中盤からは20%超の区間が登場!もちろんこの中盤からが本日の決定的な勝負どころとなるだろう。逃げのメンバーもこの登りで吸収される可能性が高いか。
技術的には各選手のギア比が気になるところ。デュラエースチーム、カンパチーム、SRAMチームの各チームがどのような機材構成で挑むのか、メカ好き・データ好きには注目の1日となるだろうか。
そしてこんな激坂に強いといえば、やはりヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)とプリモシュ・ログリッチ(Primož Roglič)。対抗馬のレムコはこういう激坂だと少し厳しいか?
この1級山岳までに2級と3級も合計4つあるため体力・脚の温存の仕方がとても重要になってくるだろう。それは総合勢でも、そして逃げのメンバーでも同じ。特に最後の1級で総合チームがガチ踏みしてくることを考えれば、逃げはプロトンから大きなタイム差をつけて1級に突撃したい。しかし総合チームはその1級までで2分差ぐらいしか許容しないか?
まずはマイヨ・ロホのレニー・マルティネス(Lenny Martinez)を擁するGroupamaーFDJが先頭でつっこみ、途中でユンボ勢がアタックという展開だろうか。第6ステージはレムコが遅れたのでそのままユンボが完全勝利を狙いにきたが、そんなユンボの動きを考えると今回もレムコの調子次第でユンボが加速を重ねて波状攻撃をする可能性が高い。
そんなユンボのキーマンはセップ・クス(Sepp Kuss)だろう。なにせ現時点でログリッチやヴィンゲゴーよりも総合順位が高く、総合2位。クスにマイヨ・ロホを着させにくるのかどうか、それも第6ステージのようにクスが単独でアタックをしかけるのかどうかに注目したい。ひょっとしたら第1週はクスがマイヨ・ロホ、第2週はヴィンゲゴーがマイヨ・ロホ、第3週でログリッチが最終マイヨ・ロホという1週間交代でブエルタ完全制覇というシナリオか?そんな上手くいくわけないか。
優勝予想は、セップ・クス(Sepp Kuss)。