トタルエネルジーがアラフィリップ獲得に意欲
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世間を騒がせるユンボ・ヴィズマとスーダル・クイックステップの合併計画だが、それが実現すると1チーム分の選手やスタッフが職を失うのとほとんど同じようなこととなる。そしてどちらかといけばスーダル・クイックステップの選手の動向が話題になりやすい感じだ。
スーダル・クイックステップと契約が残っている選手については現時点では簡単に移籍はできず、彼らは不安の中シーズンオフを迎えようとしている。
その中の1人が2度の世界王者に輝いたジュリアン・アラフィリップ(Julian Alaphilippe)なわけだが、フランス人の彼についてフランスのProTeamであるトタルエネルジーが関心を持っているようだ。
同チームのCEOはフランスメディアのQuest Franceに対して、「もしアラフィリップが来てくれるなら大歓迎」と話したとのこと。
アラフィリップ獲得において大きな障害となるであろうことが高額な年俸だろうが、それについても同CEOは全力を尽くすとも語る。
トタルエネルジーの絶対的エースでスーパースターだったピーター・サガン(Peter Sagan)が先日ロードレースから引退となり、同チームにはスター選手が不在となる。しかしアラフィリップがやってくればサガンがいなくなったチームを輝かせることが可能。フランス人選手だけにフランスメディアの注目もこれまでよりも高まるだろう。
グランツールやモニュメントも含めて一年中勝利を狙える選手でもあり、UCIポイントをたくさん稼げる選手でもある。ProTeamランキングで1位・2位を争いたい同チームにはぴったりだろう。
なお、この記事の時点でスーダル・クイックステップから他チームへ移籍が決まっている選手については次の記事を見てほしい。