来年のツールについてティム・メルリールがパトリック・ルフェーブルに直訴?
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来年のツール・ド・フランスでは、ついにスーダル・クイックステップ(SoudalーQuickStep)の絶対的エース、レムコ・エヴェネプール(Remco Evenepoel)がツールデビューを果たす可能性がある。
正直、タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)やヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)と総合争いをできるかというと微妙だと個人的には思うが、それでももしツールでその3人が揃うところを想像すると興奮する。
さて実際にレムコが来年のツールに出るとなると、やはり総合争いをチームの絶対的目標とするだろうか。スーダル・クイックステップとして総合表彰台を狙うならガチメンバーを編成しなければならない。つまり、スプリンターを連れて行く必要性も余裕もない。チームのボス、パトリック・ルフェーブルは「来年のツールにはスプリンターをつれていく余裕はない」と宣言している。
そんな事情もあってか、今年クイックステップからは絶対的エーススプリンターだったファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen)、さらにはプロトンきってのリードアウトマンのミケル・モルコフ(Michael Mørkøv)らが去ることになった。
そして残ったスプリンターで来年のエーススプリンターとなるであろう選手がティム・メルリール(Tim Merlier)だ。
そのメルリールは、パトリック・ルフェーブルの考えにはやはり同意できないようで、来年のツールのメンバー編成についてルフェーブルと話し合いたいと語る。
情報源:Merlier to Plead Case Amid Reports Soudal Quick-Step Won’t Bring a Sprinter to 2024 Tour De France
メルリールは「ツールに出たい。ルフェーブルの考えを聞いて傷心だ」と明らかにしている。彼は2021年にアルペシン・フェニックス(Alpecin-Fenix)のメンバーとしてツールに初出場し、あの衝撃的なマチュー・ファン・デル・プール(Mathieu van der Poel)のツールデビューとともに、ステージ優勝を1つ挙げた。
昨年はツールではなくブエルタに出場、そして今年からスーダル・クイックステップに移籍したがファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen)がツールに出たため、選ばれず。そこで来年は3年ぶりのツール出場を願っているわけだ。
メルリールは、レムコをエースとするのにも、彼を守るアシストが必要なのも理解していると話す。しかし、平坦やグラベル区間ではメルリールもレムコのアシストとして働ける力はあると主張する。レムコに必要なのはクライマーだけではないはずだと。レムコにとって最大のライバルとなるであろうユンボ・ヴィズマ(Jumbo-Visma)もルーラーたちをメンバーに入れていることも指摘する。
そしてメルリールは今後パトリック・ルフェーブルと話し合い、そうした自分の考えを説明したいと希望している。
総合順位を考えるなら、ルフェーブルおじさんの考えているメンバー構成にスプリンターは中々厳しいかなと。メルリールが山岳もある程度サポート出来れば考慮の余地があるのかなと思います・・ただ、アシストも無く、自力でスプリントしなければならないのでその辺りが他のチームと比べると差が出てしまうような・・・
個人的には2021年の第3ステージ、マチュー、フィリップセン、メルリールの強烈なトレインがかっこ良かったので出戻りに期待します!!
来年のツールもグラベルがあったり横風区間もあったりするのでメルリールが言う平地の守護神も必要というのはわかるけれど、たしかにメルリールそのものにアシストがいないと結局勝てない可能性が高いブヒね。そうなると、勝てないのになんでメルリールを選ぶ必要があるのかということにもなってしまうブヒね。
今でも思い出せる2021のアルペシン軍団のツールデビューの衝撃はすごかったブヒね。