Ribble Cyclesは営業損失の半減に成功
Ribble Cyclesは営業損失の半減に成功
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英国で1897年に創業し、世界でも最古のブランドの1つであるRibble Cycles。その親会社であるCyclesport North Limitedの最新の決算が発表され、前年度に£4,970,133(約9億4000万円)だった営業損失が、£2,332,463へ縮小したことが明らかになった。
まず年間の売上高は£2845万で、£240万(約4億5400万円)の増加。粗利益も約17%増加して£860万(約16億円)へ。同時に、上述のように営業損失は約半減となった。
昨年までRibble Cyclesもコロナ禍の需要増大・在庫不足、物流の混乱などの影響を受けて、生産・配達のオペレーションが不安定になった。そして購入したユーザーからは「いつ届くねん!」、「連絡もなしに、勝手に配送日が延期されとるやんけ!」、「会社に電話してもまともに返事ないやんけ!舐めとんのか」などの不満が多かった。
Ribbleもこの1年間そうした顧客の不満を解消すべく投資を行い、物流の改善を実施。さらにアメリカの大ブランドTrekと同じく、非効率的・非合理的な経営から「企業として適性なサイズ感(”Right size”)」を目指す経営へとかじを切り、改革を進めていった。
まだ完全に改革・改善が終わったわけではないが、それでも今回の決算発表の通り一定の成果を上げることに成功。コロナからの復帰ともいえる経営改革は順調だと言えるのではないだろうか。次の決算期での数字が力強いものであれば、Ribbleの今後の成長はより確実なものと言えるだろう。