今年限りでブッフマンはBora-hansgroheとお別れ?ジロのメンバーに不選出の件で両者の言い分に食い違い
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ドイツ人クライマーとして実力者のエマヌエル・ブッフマン(Emanuel Buchmann)は、2015年のプロコンチネンタルチームだったBora-Argon時代からずっと同チームで走り続けている。
しかしここへきてチームと彼との間に溝ができたように思われる。きっかけは今年のジロ・デ・イタリアのメンバーに彼が選ばれなかったことだ。
食い違う両者の言い分
先日の記事「ボーラ・ハンスグローエがジロ出場選手を発表。エマヌエル・ブッフマンが外れる」でも紹介したように、ブッフマンは今年はジロを目標にここ1ヶ月ほどトレーニングを積んできていた。
しかしジロに選ばれなかったことでこのようにその大きな落胆と失望をあらわにした。どんなコメントを彼が発したかはその過去記事を読んでほしい。
この点、ブッフマンの不選出についてはチーム側は、レナード・ケムナの1ヶ月前の負傷により状況が一変し、チーム戦略を根本的に変更せざるを得なかったと述べる。そのためブッフマンは外すことになったようだ。だがその理由の詳細はわからないままだ。
そもそもなぜブッフマンがそこまで大きなショックを受けたのかというと、ブッフマンは自分がジロでダブルエースになると考えていたからだ。チームからそのように約束されたと主張する。だがしかし、
チーム側「え?そんなん言うてへんよ。びっくりやわ」
とのこと。
このように両者の言い分が矛盾し食い違っている。
(´・ω・`)「ちゃんと書面にしとかないから・・・」
チーム側の言い分は、ブッフマンではなくもともと上述レナード・ケムナをダニエル・マルティネスとともにダブルエースとするというものだったのだ。でもそのケムナが怪我で出られないなら、なおさらブッフマンを出せばいいのではないかとも思われるが、そういう判断をチームはしなかった。
実はケムナの戦線離脱の時点で、チーム側としては逃げからのステージ勝利を狙えるオールラウンダー型の選手を揃えることに重点を置くことにし、そのため、それが可能なヨナス・コッホ(Jonas Koch)を新たにメンバーとして選出した。そしてそのことを電話でブッフマンにも説明したとのこと。このようにチームのスポーツディレクターで元プロ選手のエンリコ・ガスパロットは話す。
ブッフマンのような純粋な総合系クライマーよりは、逃げを打てて、かつゴール前の少数集団のスプリントでも勝てるスプリント力のある選手を重視したということだろう。
さて上述のようにブッフマンとチームにはすれ違いが発生していたわけだが、この件でブッフマンはチーム側に不信感を抱くことになったかもしれない。そしてブッフマンとチームとの契約は今年限りだ。今回のことが契約の交渉に影響を与えるのではないか。そうすればブッフマンの移籍も可能性が高まってくるか?
うーん。ガスパロットの言うこともわからないでもないですが、では丘陵ステージでコッホが優勝できるかと言うとそれは厳しいかなと…
総合5位以内、逃げからのステージ優勝、スプリントステージでは8回の優勝チャンスがあるはずなどと言っているようですが、どれも中途半端になりそうに思えます。
ブッフマンがチームと仲が悪くなると例によってUAEに行っちゃいそうですよね。
たしかにこのまま溝が埋まらなければUAEが取りそう・・・
ブタもBoraとしては素直にダニマルの総合上位だけに狙いを絞ったほうが良いのではと思うブヒ。
二兎を追う者は一兎をも得ずとも言うし・・・