ヴィンゲゴーはドーフィネ欠場。昨年のポガチャルと同じ運命か?
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今年のまるで呪われていたのではと思うようなイツリア・バスクカントリーで落車し、骨折したヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard)。すでに病院からは退院しており回復は順調そうだが、三連覇を狙うツール・ド・フランスに間に合うかは微妙な感じだ。
実際オランダメディアのWielerflitsによると、ツール・ド・フランス前哨戦という扱いのクリテリウム・デュ・ドーフィネ(6月2日から)も欠場となるようだ。
また同メディアによると、チーム・ヴィズマ・リースアバイクは今週からツール出場選手が集まってシエラ・ネバダでのトレーニングキャンプを始めるのだが、ヴィンゲゴーはそれにも参加しない予定とのこと。
チームとしては当然まだヴィンゲゴーの回復を待つしかないわけだが、それでもツール・ド・フランスに間に合う可能性に期待し続けている。
しかしドーフィネにも出場できず、そこからトレーニングを積んでも今年のツール・ド・フランスで優勝できるだけのレベルまでコンディションを仕上げられるかは微妙だと言わざるを得ないのではないか。
そこで思い出すのは昨年のタデイ・ポガチャルだ。2023リエージュで落車し骨折したポガチャルは、ツール・ド・フランス1週間前に母国スロベニア選手権のロードとTTを走っただけでツールに出場。そのツールでも「これが本当に骨折して以来、まともに乗れなかった選手の走りか?」みたいな化け物っぷりを披露したが、結局はやはり調整不足という感じで優勝を逃した。
仮にヴィンゲゴーがツールに間に合ったとしても、昨年のこのポガチャルと同じような結末になるのではないだろうか、そんな気もする。
一方でヴィンゲゴーの化け物っぷりや、ジロとの連戦で疲労があるはずのポガチャルの状態というのも考えると、もしかしたらヴィンゲゴーの三連覇は十分ありえるのではないかとも期待してしまう。
ログリッチ「俺達を」
レムコ「忘れるな」
アダム&アルメイダ&アユソ「ポガチャルと見せかけて……?」
ベルナル「やはり俺か」