今夜は3×5!2024 ツール第18ステージのコースプレビュー
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昨夜の2024ツール・ド・フランス第17ステージは東京五輪金メダリストが輝いた山岳ステージだったが、今日は山岳ステージではなく丘陵ステージ。しかし実は今日のほうが昨日より獲得標高が多い。昨日は2850mだったが今日は3100mだ。
第18ステージのコース
このように走行距離約180kmの中に3級山岳が5つ詰め込まれている。よって今日の第18ステージは「3×5」ステージと、象徴的に言って良いだろう。個人的には有名ワンデイレースのクラシカ・サン・セバスティアンぽい?みたいなイメージ。コース全体の海抜標高も走る場所も全然違うが。
中間スプリントがちょうど真ん中あたりに位置しているが、ポイント賞争いは昨日で終戦となったと思われるし、今日も多人数の逃げがかなりのタイム差をもって容認されるはずだし、そこまでも細かな登りがたくさんあるためヤスペル・フィリプセンは動けない。中間スプリントでポイントを稼ぐのはもう無理。よってそういう意味でも昨日でポイント賞争いは終わっている。ただギルマイがツールを完走できればの話だが。
上述のように今日も逃げようとする人間がとても多いはず。なぜなら実質今日が最後の逃げステージとなる可能性が高いからだ。
というのも明日の第19ステージはあのISOLA2000(イゾラ2000)がゴールの超級山岳が2つに1級が1つという天王山ステージ。ポガチャルとヴィンゲゴーによる最終決戦となるはずなので、両チームの高速山岳トレインに両エースの異次元の走りにによって逃げは全部捕まるはず。
さらにその次の第20ステージも本格山岳ステージで、超級こそ登場しないが2級1つ、1級が3つ登場する。そこでもポガチャルとヴィンゲゴーが(略
よって今日はみんな逃げに乗りたくてウズウズしているはず。スタート直後のアタック合戦が見ものだ。
優勝予想
今日は山頂ゴールというわけでもなく、ゴール前の最後の本格的な登りも3級山岳のためその難易度も低い、さらにそこからゴールまで距離が20km以上もあるを考えると、ピュアピュアクライマーが逃げ切るには不利だし、小集団のスプリントになったとしてもピュアピュアクライマーにはやはり不利だ。そこでアタック力もそこそこあって登れるパンチャーが有利。
なおかつ昨日は積極的に動かず体力を温存していた選手は誰かを考えると・・・ベン・ヒーリー!