UAEの29人目の選手は?なぜUAEは最大選手保有枠30のうち29しか使わないのか?
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タデイ・ポガチャル(Tadej Pogačar)擁する最強チームであるUAE-TeamEmiratesが、チームの柱の一人ともいえる中心的スタッフのJoxean Matxínとの契約を更新。2028年までUAEに残留となった。
情報源:Joxean Matxín’s move to keep UAE dominating world cycling: “I have invented a U21 category”
UAEはなぜ選手保有枠を一つ空けるのか?
来年度の2025シーズンに向けた移籍史上も終わりつつある中、UAEもほぼそのチーム編成を完了しつつある。しかしUAEはワールドチームであるため本来なら最大選手保有枠は30であるところ、来シーズンに向けては29個だけ枠を使い、1つの枠を空席にしておく予定だ。
その理由は、育成チームから若手を昇格させるための席にするためだ。育成チームから研修生としてUAE-TeamEmiratesに登録しワールドツアー以外のレース(ワールドツアーは走れないルール)で経験を積ませる目的だ。
そして上述Joxean MatxínはU21カテゴリーを同チーム内に作り、21未満の4人の選手をその対象とし、彼らの中から研修生を選びその30番目の席に当てる。
UAE最後の29人目は誰か?
さて上述のように研修生枠の1つをのぞき29名の席が来シーズンに向けて埋まるわけだが、実はまだ28名しか選手は確定していない。最後の29人目はまだ契約が発表されていない状態だ。
だがJoxean Matxín曰く、すでにどのようなタイプの選手が29人目になるかは確定しているようだ。その選手のタイプとはいわゆるルーラーであり、グランツールなどでプロトン全体がまったりムードになっているときに積極的に前に出て長時間チームを牽引し、プロトンの速度を強制的に上げることでタフな展開に持ち込める能力をもっている選手だ。
その名前はまだ明かされていないが、そうしたことができる選手で契約期限が今年いっぱいの選手を考えるとわりと多いが、たとえば次のような選手たちが候補となるだろうか?
- レッドブル・ボーラ・ハンスグローエのマッテオ・ソブレロ(Matteo Sobrero)
- イネオス・グレナディアーズのエリア・ヴィヴィアーニ(Elia Viviani)
- レッドブル・ボーラ・ハンスグローエのヨナス・コッホ(Jonas Koch)
- イーエフエデュケーション・イージーポストのステファン・デ・ボッド(Stefan de Bod)
- バーレーン・ヴィクトリアスの新城幸也