レビュー
Rapha






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2025リエージュは長い助走からタデイ・ポガチャルがまた独走勝利。そのハイライトと結果。
年間モニュメント4戦目にして春のクラシックシーズンの締めくくりとも言えるリエージュ~バストーニュ~リエージュ。注目は二強ことタデイ・ポガチャルとレムコ・エヴェネプール。それにトム・ピドコックやベン・ヒーリーなどの強豪選手がどのように絡んでいくのかが関心の的となった。
ポガチャルが勝てばリエージュ3勝目、モニュメント9勝目となる。ちなみに歴代モニュメントの最多優勝はエディ・メルクスの19勝、ついでロジェ・デ・フラーミンクの11勝、そしてファウスト・コッピなどの9勝となる。
目次


そんな今年のリエージュはイネオスがトビアス・フォスとボブ・ユンゲルスというTTスペシャリストをコンビに逃げを追わせ、プロトンに対して先手を打とうと積極的な動きを見せる。
これまでのイネオスにはほぼ見られなかった作戦だろう。今年のイネオスはグランツール依存をやめ、あらゆるレースで勝ちに行くことをポリシーにしているが、いわば新生イネオスを象徴するような走りが今回も見られた。
→アクセル・ローランスが語るイネオスの変化。「イネオスはもはや総合成績だけに注力しているわけではない」

だが逃げを負い続けたそんなイネオスの二人も結局逃げに追いつくことはできず、またその2名を警戒したのか、プロトンもまだ残り80kmもあるあたりで彼らと逃げを捕まえる。
リエージュはここ3年、コート・ド・ラ・ルドゥットで実質的な勝負が決まっている。そして今年は残り35kmあたりからその登りが始まる。
上述のようにプロトンはそのかなり手前で逃げを吸収し、UAEがプロトンの管理を完璧にこなしつつコート・ド・ラ・ルドゥット。その登りに入って少ししてあの男がまた座りながらいった。
コート・ド・ラ・ルドゥット
— J SPORTSサイクルロードレース【公式】 (@jspocycle) April 27, 2025
ポガチャルがシッティングのままアタック💥
エヴェネプールは集団なかほど、反応できない
チッコーネが追う!
Cycle*2025 Cycle*2025 リエージュ~バストーニュ~リエージュ#LBL #jspocycle pic.twitter.com/0YQQbtnQ8D
今回の勝利でタデイ・ポガチャルは上述のようにリエージュ3勝目、モニュメント9勝目でモニュメント最多勝の歴代3位に並んだ。
| 1 | Tadej Pogačar | UAE Team Emirates – XRG | 1位との差 |
| 2 | Giulio Ciccone | Lidl – Trek | 1:03 |
| 3 | Ben Healy | EF Education – EasyPost | ,, |
| 4 | Simone Velasco | XDS Astana Team | 1:10 |
| 5 | Thibau Nys | Lidl – Trek | ,, |
| 6 | Andrea Bagioli | Lidl – Trek | ,, |
| 7 | Felipe martínez Daniel | Red Bull – BORA – hansgrohe | ,, |
| 8 | Axel Laurance | INEOS Grenadiers | ,, |
| 9 | Thomas Pidcock | Q36.5 Pro Cycling Team | ,, |
| 10 | Neilson Powless | EF Education – EasyPost | ,, |
そして4位にXDSアスタナ!モニュメントという大レースでUCIポイントを大量に獲得することに成功した。彼らの上にいるTeam Picnic PostNLやCofidisはこのリエージュでトップ10に誰も入っていないため、それらの2チームとの差をまたぐっと詰めることに成功した。ワールドチーム残留争いがまた一段と熾烈になっていく。