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GroupamaーFDJのシュテファン・キュングが移籍か?
GroupamaーFDJで走るスイス人TTスペシャリストのシュテファン・キュングが移籍するかもしれないようだ。
情報源:Final season with Groupama – FDJ? Stefan Küng might have found a new home
2015年に今はなきBMC RACING Teamでプロデビューした現在31歳のシュテファン・キュング。スイスとGroupamaーFDJを代表する選手の一人で、2019年以来7年間も同チームで走ってきた。
ツール・ド・フランスに8回出場経験をもち、全てのグランツールで合計12回出場してきた。昨年のブエルタ・ア・エスパーニャでは念願の初のグランツールステージ優勝を叶えた。TTスペシャリストではあるが、2021年のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナでは総合優勝したこともある。
そんな彼の移籍先として噂にあがっているのが、母国スイスのProTeamの1つでファビアン・カンチェラーラがオーナーのTudor Pro Cycling Teamだ。今年はツール・ド・フランスにもワイルドカード枠で出場することが発表されている。
→【枠拡大!】ツール・ド・フランスのワイルドカード枠が発表。チューダー・プロサイクリングチームが初出場へ
ただし来年もツールに出場できるわけではない。そのためにはProTeamランキングで1位または2位にならなければならない。そうなればグランツール含む全ワールドツアーに自動的に招待される権利を得られるからだ。
現状のままだとProTeam1位と2位はLottoとIsrael-PremierTechでほぼ確定だろう。その2チームがワールドチームに来年から復帰する。そこで来年からはTudorは、同じスイスチームのライバルであるトム・ピドコック擁するQ36.5と、加えてProTeamへと降格させられる2つの現ワールドチームとも争うこととなる。
今年について言えば現時点ではマルク・ヒルシとジュリアン・アラフィリップを擁するTudorよりもQ36.5のほうが(メディア的に)目立っている感じはあるか?それだけトム・ピドコックの存在感が強い。実際僅差ではるものの現時点ではQ36.5はUCIランキングでTudorよりも1つ上の17位だ。
そこでTudorとしてはUCIポイント獲得、スイス人有名選手による母国での存在感の増加、メディアへの露出効果などなどチームの価値を上げるべく、シュテファン・キュングを狙っているのかもしれない。
今年の11月で32歳を迎えるキュングだが、数年後に35歳という1つのキリの良いタイミングとなることを考えると母国スイスチームで最後のツール・ド・フランスと、最後のレースを飾りたいという希望があるかもしれない。