今夜の2025ジロ第6ステージのコースプレビューと優勝予想

今日の第6ステージはナポリタン。つまりナポリでフィニッシュする1日だ。けっこうアップダウンのある1日だが、最後は集団スプリントが予想されるようなコースになっている。

第6ステージのコース

このように前半から中盤はアップダウンがそれなりにあるが1日全体を通してみればナポリへ下っていく感じのコースになっている。

パレードランも登り基調で始まり、実際のスタートも登りの途中から。そして5kmほど登って下り。

その後もアップダウンが多いので逃げが序盤から形成されやすいとも思えるが、後半残り50kmがほぼ完全にフラットなためスプリンターチーム（特にLidl-Trek）が絶対に逃げ切りを許さないと考えられる。2～3人の逃げだと厳しい。

10人以上がまとまって最後まで逃げるなら逃げ切りもいけるかもしれないが、その規模はそもそもスタートから逃げ集団の形成が許されないのではないか。

逃げのできやすさでいうと昨日の第5ステージのほうがそれなりの規模の逃げができる可能性があった。しかし結局は3人だけだったので集団はあっさりと逃がしたような感じだった。逃げができやすそうな昨日ですらそうだったので、今日も3人程度ならすぐに逃がしそうだ。

とはいえスタートからの展開がどうなるかは予想が難しい。最初の登りも距離は短く難易度は低めのはず。その後の下りが長いのでそこでプロトンが追いつくかもしれない。そう考えればスプリンターチームもプロトン全体も最初の動きは放置するかも。

特にスプリンターチームは前半から登りをハイペースにしてエーススプリンターの体力を無駄に削ってしまっては意味がない。逃げが決まらないまま最初の2級山岳突入というのもあり得るか？

その2級山岳は平均斜度3.8％と平凡だが、距離が20km弱あるのでそれがスプリンターにはつらいところ。いわゆるダラダラと登る感じ。少しずつ脚が削られていく。

また今日の逃げの形成に関して1つのポイントは山岳賞狙いの選手の動きだ。今日は2級山岳と3級山岳があるため、確実にポイントをゲットしておきたい。同賞1位のロレンツォ・フォルトゥナート（1位）がとびだせば、同2位のシルヴァン・モニケも動かざるを得ない。その逆も同様。

とにかく今日はスタート直後の登り～2級山岳までにどのような展開になるかに注目したい。

特別難しい登りがあるわけではないし、残り50kmは平坦基調かつゴール前も普通に平坦なので今日もマッズ・ピーダスン。