レビュー
Rapha








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2025クリテリウム・デュ・ドーフィネでヨナス・ヴィンゲゴーのキャラがこれまでと違う?
今開催中のクリテリウム・デュ・ドーフィネにおいてこれまでとはちょっと異なる雰囲気を醸し出している選手がいる。2022・2023ツール・ド・フランス総合優勝でTeam Visma | Lease a Bikeの絶対的エース、ヨナス・ヴィンゲゴーだ。
ライバルのタデイ・ポガチャルが陽キャでパリピなのは間違いないとして、対照的にヨナス・ヴィンゲゴーはどちらかといえばやや陰キャ寄り(←無礼千万)として見られていた。
これまでのメディアとのインタビューなどへの応じ方や発言内容、それにチームの中での振る舞い方からそうした見方は世間の多数派だっただろう。
しかしこのクリテリウム・デュ・ドーフィネでは各メディアによってヴィンゲゴーがかなり「陽」ムードで走っている様子が捉えられている。一体ヴィンゲゴーに何があったのか?
この点につきスポーツメディアEurosportの専門家Jan Hermsenは、
“I’m not sure what’s going on with Vingegaard. I won’t go as far as saying he’s fallen in love — he’s clearly been happily married for years — but it’s as if he’s floating on cloud nine,”
訳「確信はないけど、ヴィンゲゴーに何が起こってそう。まぁ恋に落ちてるみたいとまでは言わへんけど。実際ヴィンゲゴーはすでに結婚して幸せになって何年か経ってるしね、でもまるでめっちゃ幸せそうにウキウキな感じで走ってるんよ」
このように語る。そして実際にヴィンゲゴーがメディアとのインタビューでこれまでよりも陽気に対応し、レースでもまるでポガチャルのように自由に走り、アタックし、フィニッシュスプリントにも参加している姿を人々は目にしている。
これらは特に第1ステージでみんなが感じたことではないだろうか。「え?ヴィンゲゴーが?」と思ったはずだ。
また他のジャーナリストや専門家たちは、こうしたヴィンゲゴーの変化はタデイ・ポガチャルなどのライバルに対するメッセージになっているとも考えている。つまり、ヴィンゲゴーはこれまでよりも積極的に動くし、トレーニングによってスプリントの力も上がっているぞというメッセージである。
こうした見方に加えてさらに、これはTeam Visma | Lease a Bikeがヴィンゲゴーを、ポガチャルと同じようなスター性のある選手へと押し上げ、もっと多くのファンを獲得しようとしているメディア戦略ではないかという考えもある。
🐷としては、ヴィンゲゴーに子どもが出来たというのも1つの要因としてありそうだと考えている。子どもにかっこいい姿見せたいからね。タイミング的にちょうどよかった?
ただチームメイトとして同じくドーフィネに参加しているセップ・クスは、ヴィンゲゴーが変わったという考えに首肯しない。
たしかにセップ・クスは、今年のドーフィネではヴィンゲゴーがかなりリラックスした状態でレース出来ているのは確かだと認める。
しかしだからといってヴィンゲゴーのキャラに根本的な変化が起こったということではなく、これまでヴィンゲゴーはそうしたリラックスムードだったり「陽キャ」な雰囲気を見せる機会があまりなかっただけ、という考えだ。