レビュー
Rapha




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マイケル・ウッズが2025ツール・ド・フランス第10ステージで沿道の観客のキャンピングカーでトイレを借りる
2025ツール・ド・フランスにIsrael-PremierTechのメンバーとして参加している38歳のベテランカナダ人選手のマイケル・ウッズ。一昨日の今大会最初の山岳ステージとなった第10ステージでデュムラン(大)になったと語る。
情報源:Mike Woods Had a Dumoulin Moment Yesterday at the Tour de France
2017年当時ワールドツアーのプロトンには二人のデュムランがいた。2017年ジロ・デ・イタリア総合優勝のオランダ人トム・デュムラン(Tom Dumoulin)と、当時AG2R La Mondialeにいたサムエル・デュムラン(Samuel Dumoulin)だ。
トムのほうは身長185cmと大柄で、サムエルのほうは身長159cmと小柄(だがツール・ド・フランスやボルタ・ア・カタルーニャでステージ優勝してたりする小さな巨人の一人)。
このブログでは両者を区別するため、前者をデュムラン(大)そして後者をデュムラン(小)としてきた。
そしてこのブログ以外の世間でもデュムラン(大)がデュムラン(大)になるきっかけになる出来事があった。誰もが覚えているであろう2017年ジロ・デ・イタリア第16ステージでデュムラン(大)が、腹の調子が悪くなったことで急遽レース中に草むらへ駆けてその中でピーピーしたことだ。
そして一昨日の2025ツール・ド・フランス第10ステージで走っていたマイケル・ウッズもレース中に胃腸の具合が悪くなり、腹がグルグルと鳴り始め、痛みを覚え始めた。
レースがスタートして出来た大集団の逃げにマイケル・ウッズは彼のチームメイトたちといっしょに乗り、その日つめこまれた山岳を順調にこなし、彼自身も体が軽く調子が良い状態だった。
しかし彼はその日のペースが信じられないような異常な速度だったと話す。そして135km地点では彼の脚が痙攣し始めた。同時に彼の胃腸に異変が生じた。グルグル鳴り始めてトイレに行きたくなったのだ。
それをごまかすべくペースを落としながら走っていたのだが、それでも我慢ができなくなった。
そこでウッズは「アカン、これもうデュムラン(大)するしかないんか・・・」
だが、その日のレース沿道には大量の観客が並んでいてデュムラン(大)するチャンスはなさそうだった。
しかしその沿道の観客をみて彼はひらめいた。
ウッズ「せや、キャンピングカーにはトイレあるやん!」
そして彼は叫んだ、「トイレ!トイレ!トイレを貸してくれ!」
すると親切な観客が驚きながらも、彼のキャンピングカーのドアを開けてトイレに案内してくれたとのこと。そのおかげでウッズは公衆の前でデュムラン(大)しなくて済んだ。
トイレを済ましてレースに戻ったウッズはちょうどやってきたジュリアン・アラフィリップのグループと合流。アラフィリップになぜ先頭集団から遅れたかの経緯を説明しお互い笑いあったとのこと。